2012年から続く『バンコクオートサロン2025』。屋内スペースの縮小により会場内の車両展示は70台弱にとどまったものの、屋外には走行エリアなども用意され、日替わりカークラブミーティングには5日間で計18クラブ、約600台が集結した。ここではそんな中からタイのカスタムカー文化を感じられる車両を紹介していこう。

旧型ピックアップをレストア&アップデート

ピックアップトラックD-MAXなどで人気のISUZUブースに展示されていたコンセプトモデル『DRAGON MAX』。1988年式のピックアップトラックをフルレストアし、現行モデルに搭載される2.2リッターディーゼルエンジン&8速ATを換装。ダッシュボードにはデジタルメーターやマルチモニターを埋め込むなど、見事に現代仕様へとアップデートされていた。

乗り合いバス風!? 遊び心満点フルカスタム

屋外エリアで行われているカークラブミーティングで発見した1台。一見するとタイの都市部や観光地で周遊運行している『ソンテウ』のような見た目だが、マツダのピックアップトラックBT-50(だと思われる)をベースにフェイススワップやワイドボディ化が施されている模様。座席はフルバケ仕様で多数のスピーカーも搭載されているなど、遊び心満点の仕上がりだった。

日本未発売車のカスタムも見どころ満点

仕事用のピックアップトラックは価格が安いこともあって人気が高く、カスタムを楽しむベース車としてもポピュラー。なかでも2023年にトヨタが発売した『ハイラックスチャンプ』は、200万円を下回るリーズナブルさとその無骨なルックスで人気を集めている。
ワイドボディ仕様や架装モデルなど、バンコクオートサロンエリアはもちろん、ビッグモーターセール側のトヨタブースでも、さまざまなカスタムが施された車両が展示されていた。

おなじく日本では未発売となるトヨタのSUV『FORTUNER(フォーチュナー)』も、カスタムされた車両の姿が。ビッグモーターセールのトヨタブースでは、TRDのスポーティーなエアロパーツが装着され白&青を基調とした内装に仕上げられたフューチャーコンセプトモデルが展示され注目を集めていた。

ホンダブースには無限やModuloのアイテムで装飾された車両がズラリ。現地オリジナルデザインのエアロパーツなどで装飾されたModulo仕様のHR-V(日本名ヴェゼル)など、日本とは一味違った仕様を楽しむことができた。

平成の日本車も根強い人気!

スカイラインGT-R、スープラ、RX-7、シビック、シルビア&180SX、ランサーエボリューション、インプレッサなどなど、日本車人気も健在! 懐かしの当時仕様から競技車や痛車などなど、思い思いのスタイルで楽しまれているようだ。

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