返礼品にGT-R!? クルウチが「R356C」を含むふるさと納税メニューを発表!!
インタビュー
東京オートサロン2025でR35をベースに製作した超ワイドボディ仕様『R356C』を発表して注目を集めた『CREWCH★クルウチ』。
東京国際カスタムカーコンテスト2025のコンセプトカー部門で優秀賞を獲得し、マレーシアで開催された『東京オートサロン・クアラルンプール2025』でもR356Cが招待車両として海を渡って展示されるなど活躍の場を広げているが、今度は『ふるさと納税』の返礼品としてGT-Rやその関連商品を提供するという新たな試みをスタートさせた。
■ 地域の技術とクルマ文化を結ぶ「ふるさと納税」
三重県明和町で自動車カスタム・整備を手がける『株式会社クルウチ』は、ふるさと納税の返礼品として『R356』やGT-R関連アイテムの提供を開始することを発表。2025年10月20日(月)にクルウチ自動車本社で行われたお披露目会では、明和町長・下村由美子氏と同社代表・久留内容彦氏が登壇。実車展示や制作者インタビューも行われた。
そもそも『ふるさと納税』とは、自分が応援したい自治体に寄附を行うことで、地域の名産品や特産品などを「返礼品」として受け取ることができる制度。寄附額の一部は所得税や住民税の控除対象となるため、実質的な自己負担は2,000円程度で済む場合もあり、地方の魅力を知ったり地域の取り組みを応援したりできる仕組みとして全国的に注目を集めている。
クルウチがふるさと納税の返礼品として設定したのは『GT-R整備パック+博物館見学(寄附額:100万円)』『R32 GT-R リフレッシュモデル(寄附額:5,000万円)』『R34 GT-R レース仕様ベース(寄附額:1億円)』そして『R356(寄附額:2億円)』の4種類。いずれも明和町を通じて寄附することで入手可能だ。
■ 久留内代表が語る「ふるさと納税」への想い
今回の試みについて、株式会社クルウチ代表の久留内容彦氏は次のように語る。
「以前から、さまざまな繋がりから行政の方々とお話しする機会があったんですが、東京国際カスタムカーコンテスト2025で『R356C』が受賞したことを機に明和町側からこの企画をご提案いただきました。最初は“ふるさと納税でクルマ?”と驚かれましたが、実際にニュースに取り上げられたことで、想像以上に大きな反響がありましたよ。高額な案件ですが実際に問い合わせも数件いただいていますしね。何よりも“暴走族の延長線上”のように見られていたチューニング文化が、地域から評価される出来事になったのは本当に嬉しいです。一般の方々も“町のためになることをしてる”と素直に受け止めてくれて、地元の企業や行政からも『応援したい』という声を多くいただきました。それと、個人的な話になりますが親族からも褒めてもらえました(笑)」
さらに久留内氏は、今回の取り組みを通じて「チューニングやカスタムが社会とどうつながれるか」を実感したという。
「これまで“改造”はどこか悪いイメージを持たれがちでした。でも、僕らがやってきたのは“好き”を形にする仕事。それが地域貢献や災害支援、観光振興にもつながると証明できたことが大きい。ふるさと納税のシステムや返礼品の条件などは複雑な面もあると思いますが、ウチでもできたんだから、ほかのショップさんでもできると思うし、どんどんやってほしいですね」
“クルマを通じた地域活性化”という新しい形のチャレンジとも言える今回の取り組み。今後の動向にも注目していきたい。
※本記事は、2025年10月20日に実施された記者発表会および、久留内代表へのインタビュー内容をもとに構成しています。
【関連リンク】
クルウチ自動車公式サイト:https://crewch.com/
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