東京オートサロン2025にて発表された新作!

東京オートサロンで2台のS2000を披露し、話題をさらったバリス。本誌の表紙を飾ったワイドボディ仕様は、見事にチューニングカー部門の優秀賞を獲得した。ここで紹介するのは「ストリートVer.」と命名されたもう1台。純正フォルムを尊重したセミワイドボディ仕様で、フロント&リヤともに片側25㎜ワイドと、ストリートでも違和感なく使えるサイズ感となっている。

「セミワイドを作ったのはイマドキのホイールを履けるようにという狙いもあります。というのも、S2000はハイオフセット仕様なので対応ホイールが限られているんです。このセミワイドでは、攻めたフェイスデザインが多い9・5J+45がラクに収まるように設計しました」と広報担当の矢萩さん。

ストリートを意識したデザインとはいえ、機能面にも一切妥協していないのもバリス流だ。過給機付きに対応すべくバンパー開口部はワイドな設計に。フロントフェンダーにはアウトレットを設けることでタイヤハウス内のエアを引き抜きノーズの浮き上がりを抑制するなど、S2000の走りをブラッシュアップするフォルムに仕上げた。

さらに、特筆すべきは後のステップアップにも対応すること。ワイド用のリップやオーバーフェンダーも用意され、さらなるワイドボディへと進化させることが可能。拡張性の高いエアロキットとなっている。