伝統の2×5スポークをさらに磨き上げた鍛造1ピース

世界最高峰の鍛造技術を誇るTan-ei-shaのプレミアムホイールブランドTWS。その『Motor Sport』シリーズは、長年に渡りサポートを続けているレーシングホイールのノウハウを注ぎ込み、コンペティションからストリートチューニングまでカバーするフラッグシップとして位置付けられているものだ。

ここで紹介する『RS339』は、そんなモータースポーツシリーズの最新作としてラインアップに加わったモデル。シリーズ最強の剛性を実現するべく、約3年半という異例の開発期間を費やして性能に磨きを掛けた意欲作がターゲットとしたのは、GRヤリスを始めとしたレースやサーキット走行のチューニングベースとなっている国産&輸入の「リアルスポーツカー」だ。

フェイスデザインは契約レーシングチームに供給されるTWSレーシングホイールも採用し、TWSが究極の機能美としてこだわり続けている2×5スポークだが、RS339ではブランド初となるアウターリップデザインを採用しているのが注目のポイント。ノーマルリムとの組み合わせにより、リムとスポーク連結部の剛性を飛躍的に高めるとともに、ビッグキャリパー&大径ローターへの対応を可能にしているのだ。

また、装着時にスポーツホイールならではの機能美を際立たせているのが、コンケイブとロングスポークを強調したスポークの美しい曲線。これは既存モデルがセンターサークルへの落とし込みを強調しているのに対し、リム側でシャープに立ち上がったスポークをなだらかにセンターサークルに落とし込む断面アプローチの採用により実現したものなのだ。

この他にも、スポークサイドには駄肉カットのシェイプが加えられ、軽量化の面も大きく進化。ビード部にはタイヤの空転を防ぐアンチスリップ加工や、取付面はホイールナットの緩み防止のバックスプリング加工を採用するなど、レーシングホイール譲りの機能も搭載。RS339はまさに、スポーツカーのポテンシャルを引き出す究極のスポーツホイールと言える仕上がりになっている。