TRD、NISMO、MUGEN、STIの4社が集まって行なわれる年に一度の試乗会。今回はスポーティモデルがズラリ勢揃いした。ワークスチューンの最前線をレポートする。

無限はシビックタイプRとRSを持ち込み!

FF世界最速を誇るフラッグシップのタイプRに対し、上質なスポーツドライブを楽しめるRS。無限ではそれぞれのキャラクターに合わせて、トータルチューニングを展開中だ。

EXTREME“R”をコンセプトに掲げ、究極のタイプRを実現するFL5用パフォーマンスパーツは、無限としては初となるコンセプトの異なる2タイプを展開。まずリリースされるのは“Group A”だ。ボディパーツは最新のCFD解析と実走テストにより、スポーツ走行を支える空力特性と迫力あるスタイリングを高次元で両立。BBSとの共同開発によるFL5専用設計のスポーツホイールFR10は、軽さに加えマシンを自在に操れる剛性特性を追求したものとなっている。この他、排気効率の向上と軽量化の両立を重視したセンター1本出しスポーツマフラーも注目のアイテムとなっている。

対してRSは、“ダイナミック&スポーツ”をコンセプトとし、専用デザインとしたフロントアンダースポイラーとテールゲートスポイラーにより空気を切り裂くようなダイナミックなエアロスタイルを追求している。

乗り比べてみると両車の特性の違いは明確で、ショートコースでの楽しさはタイプR。ストリート的な外周路ではRSの快適さが際立っていた。