意外とあるぞ国産4WDスポーツ!アンチランエボ&インプ派の選択肢 Part.2
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国産スポーツ4WDの代表格と言えば、ランエボインプにGT-Rというのは誰もが認めるところ。どれもパフォーマンスが高く、パワーアップに対する耐久性にも優れてるから、いまだに人気を集めていることにも納得だ。その一方で、「人気モデルじゃ面白くない…」とか「他人とカブるのはヤダ!!」とか、何かと理由を付けてメジャー路線に迎合することを良しとしない層がいるのも事実。そんな、世間一般では“ひねくれもの”と認識されてる連中に向けたのがこの企画だ。自分にとってオンリーワンな1台をぜひ見付けてほしい。
ニッサン パルサーGTI-R【RNN14】

グループA規定の下で競われるWRCへの参戦を目的に開発。1990年に発売され、4連スロットルが採用されたGTI-R専用となるSR20DETは230psを発揮した。また、4WDシステムにアテーサ(前後トルク配分型のE-TSではない)を搭載したことでBNR32の弟分的な存在と言えた。全長4m以下、車重1220kgと軽量コンパクトな設計だったけど、フロントヘビーな前後重量配分でアンダーステア傾向が強く、エンジンルームの狭さに起因する熱の問題も付きまとった。
トヨタ セリカGT-FOUR RC【ST185H】
ラリーコンペティションの頭文字をグレード名に掲げ、1991年に発売されたグループAホモロゲモデル。235psを発揮する3S-GTEはメタルタービンや水冷式インタークーラー、大口径フラップ式エアフロ、タイミングベルト&オルタネーター冷却ダクトなどを採用。GT-FOURをベースとしながら、各部には実戦的な改良や手直しが施されていた。その一方、オートエアコンが標準装備され、オプション設定で電動サンルーフも用意。普通に街乗りもできてしまう競技ベースモデルだ。
ダイハツ ブーンX4【M312S】
ストーリアX4の後継機として2004年に登場。新開発936cc直4DOHCターボのKJ-VET型エンジンは133psを発揮し、5速100km/h時に4400rpm!! という超ロ―ギヤードな専用5速フルクロスMTが組み合わされる。ストーリアX4と大きく違うのは快適装備を持ち、質感も高めたハイグレードパックがラインアップされたこと。エアコンや電動格納式ドアミラー、キーレスエントリー、14インチアルミホイールなどを備え、日常的な街乗りを可能としている。取材車両が、それだ。
ニッサン ブルーバードSSS-R【RNU12改】
全日本ラリー制覇を目的に開発され、1987年に発売。取材車両は前期型で、コスワース製鍛造ピストンや専用EXマニ&タービンでチューンされたCA18DET-Rを搭載する。最高出力は185ps。ちなみに、後期型は素のSR20DET(205ps)に変更されるため、スペシャル感は圧倒的に前期型の方が高い。乗車定員は2名が基本で(後席付き4名乗車仕様も選択可能)、大型フォグランプや4点式ロールバーなど実戦的アイテムが用意された本気の競技ベースモデル。
いすゞ ジェミニ イルムシャーR【JT191S】

1991年、まず4ドアセダンにラインアップされたイルムシャーRは、翌年2ドアクーペと3ドアハッチバックにも追加。1.6ℓ直4DOHCターボの4XE1-Tは当時テンロククラス最強となる180psを誇り、ボディ形状に関係なく車両型式はJT191Sとなる。リヤには開発者の名前に由来する通称ニシボリックサスを採用。これはステアリング操作でヨーが発生すると外側後輪がまずトーアウトに、続いてロールが始まるとトーインにステアする受動型4WSだけど、評判は今一つだった。
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