“オッ!!”からの『エッ!?』チョイはずし系旧車のススメ Part.2
インフォメーション
1983年5月発売 カローラレビン LIME [AE85]
全世界にその名を知らしめるハチロク(AE86)。販売台数はレビン、トレノ合わせて10万台超という人気車種ではあったが、それも40年前のお話。AE86は改造され、荒く乗られていたものばかりだったが、平成初期頃までは30万円程度で中古が買えていたので、全損を恐れずに酷使が続いた。やがて安価なAE86が無くなると、AE85をドナーにして“箱替え”といった流れに。だが、そのAE85も今や枯渇寸前だ。そんな中、女性向けに拵えられた「レビンLIME(ライム)」や、「トレノLISE(リセ)」は、元の販売数も少なく激レア。もしコレを見つけたら、弄らずにフルノーマルで嗜むことを忘れないでほしい。
1983年6月発売 バラードスポーツCR-X [AE]
CR-Xの初代となる「バラードスポーツCR-X」。そのトップグレードは、1984年11月に追加されたZC型エンジン搭載の「Si」。1.6Lの4気筒DOHC、135psを誇るパワーで峠での走りは最強。さらに兄弟車であるシビックより180mmも短いホイールベースを武器に、ジムカーナ競技では敵ナシといったポテンシャルだ。他に110psの「1.5」、80psの「1.3」がラインアップ。ここでオススメしたいのが「1.3」だ。何せ、車重860kgのSiに対し、760kgという軽量ボディ。今ドキの速いKカーよりも軽く、パワーはそれ以上。こりゃ玄人好み間違い無し。
1986年2月発売 スープラS [GA70]
スープラと言えばトヨタが誇るフラッグシップスポーツ。そんなA70スープラは、グループAのホモロゲマシンとした『3.0GTターボA(270ps)』や、翌年には『2.5GTツインターボ(280ps)』など、走り屋に人気のグレードが揃う。そこにきて、グレード名『S』という最下位グレードの諸元が熱いことに気付かされる。エンジンは2.0LのNAで、しかもOHC。たったの105psで何をしろと!? だが、そこがイイ。スポーツカーには当然、コンパクトカーにも置き去りにされる『S』にとって、勝負ごとは鼻っから放棄。終始「のんびりドライブ」で決め込めば、優雅さこの上ナシだ。
1988年5月発売 シルビアJ’S [S13/PS13]
時は昭和後期。各地のサーキットではワンメイクレースの最盛期。AE86の次に人気となったのが、S13/PS13によるシルビアレースだ。そこに参戦するベース車は、NAの『シルビアJ’s』で、豪華装備などは一切無し。エアコンはオプションだしミラーも手動で倒すタイプ。カセットデッキもなく、AM/FMラジオだけ。そしてパワーウインドウもなく、アラフィフ以上の世代が涙する『くるくるハンドル』に甘酸っぱい青春時代が呼び起こされる。お勧めのイジり方は、車高調とスポーツパッド、ロールケージを装着して2名乗車に。そしてフルバケットにバックスキンのステアリングでキメるべし。
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