昨年に続き開催された東京オートサロンクアラルンプール2024。2回目の開催とあって展示されているマシンのレベルは向上。その中でも特に目を引いたマシンをピックアップ形式で紹介していく。

トヨタ スープラ

タイのコレクターが所有するJZA80スープラ。かつてトップシークレットが販売していたGT-300ワイドボディキットを纏い、当時のデモカーのエクステリアを完全再現してきた一台。今年のバンコクオートサロンにも車両で、その高い人気から東京オートサロンクアラルンプールでも注目を集めていた。

トヨタ カルディナ

3S-GTEを搭載するST246型カルディナをベースに、現地のクルマ好きが仕立てた一台。ダックスガーデン製のワイドボディキットを装着しつつ、エンジンベイも仕上げるなどハイレベルな作り込みが光る。

ミツビシ GTO

国内ではチューニングベースとしてマイナーな存在となったGTOのフルカスタム仕様も登場。ワイドボディ化に合わせて、エアサスも投入し、ワイド&ローフォルムを構築。排気関係はK1エキゾースト製を投入し、エクステリアに見合った攻撃的なサウンドを叶えている。

フォルクスワーゲン ゴルフGTI

ブルータルバニー製のカスタムエクステリアパーツでワイドボディ化を叶えたゴルフGTI。マレーシア現地のDRC FORGED製を装着しつつ、マジックエアーのエアサスでローダウン。見た目は完全なドレスアップ仕様だが、エンジンはブーストアップで528馬力。さらに室内にはロールケージも備え、走りのオーラも放つ一台だ。

ホンダ シビック

EF9型シビックをベースに、純正オプションパーツや無限製パーツで固めた硬派な一台。さらにエンジンはB18BにB16Aヘッドを合わせた1.8L仕様で、無限の当時モノホイールCF48を合わせるなどマニアックな仕上げが光る。

ニッサン スカイラインGT-R

限定モデルLMリミテッドに設定されていたチャンピオンブルーとも異なる独特なカラーを纏ったBCNR33。個性的なカラーリングではあるが、日本国内でも定番のオートセレクト製デビルリップなど、手堅いパーツチョイスによって破綻のないスタイリングを構築している。

トヨタ MR-2

トヨタミッドシップマシンの初代に当たるAW11からSW20、そしてZZW30と3兄弟での展示が行われていた。その中間モデルに位置するSW20だけが異様なまでのワイドフォルム。マレーシアではワイドボディ仕様も珍しくないが、ここまでのワイドさは強烈。TRD2000GTを凌駕する迫力を実現していた。

マツダ RX-7

D1黎明期を支えた春口満選手(現326パワー代表)のレプリカマシンも参加。一般ユーザーの車両ではあるが、BNスポーツエアロにバイナルグラフィックなど細部の特徴を忠実に再現してきた。ドライバー名のステッカーがHARUGUCHIではなく“HARAGUCHI”となっているのはご愛嬌。