車種ごとのキャラクターを的確に引き出す!老舗チューニングメーカーが進めるエアロ開発!【エアロブランド列伝・ブリッツ】
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マシンに合わせたデザインと多彩なバリエーション!
チューニングパーツメーカーであるブリッツがエアロ製造を始めたのは、JZA80スープラでニュルブルクリンクのタイムアタックをしていた1997年頃にまで遡る。本格的なタイムアタック車両には、しっかりダウンフォースを発生する空力パーツが必要不可欠。この思想からオリジナルのエアロパーツである『AERO SPEED』というブランドが立ち上がった。
ただし、現在のように様々な車種用をリリースするのではなく、当時はあくまでタイムアタックを行なう車種のみとしていた。性能としては一級品ではあるものの、車種が限られていたことや、メーカーとしてエアロ販売にそこまで注力していなかったのが実情だ。
転機が訪れたのは先代の86/BRZ(Z♯6)が発売された頃。空力性能に特化するのではなく、ドレスアップ需要も考慮したエアロを揃えたい…という意向が社内で強くなってきた。

そして、車格やユーザーの傾向を考えて社員で意見を出し合い、デザインを協議した上で開発を進めるよう手順を踏むようになった。これが『エアロスピードRコンセプト』の立ち上がりだ。
従来のブランド名に『Rコンセプト』を追記したのは、レーシーなスタイリングながら、実用性やコストも重視した作りにコンセプト変更したためである。
その特徴は、毎回ほぼ全社員でデザインを協議しているため「ブリッツのエアロだから、必ずこのデザインが入っている」という既成概念が存在しないところ。ブランドとしての統一感より、その車種が一番カッコ良く見えることを重視しているのが、ブリッツのエアロデザインの流儀なのだ。

そのため、採用するエアロはリップタイプだったりバンパータイプだったり、ワイドボディキットまで採用する車種もあったり…とバリエーションは豊富。

例えばシビックでは、FL5タイプRのような頂点のモデルだけでなく、FL1/FL4やFK7など、多彩なグレードに向けて展開していることも、ブリッツならではの特筆点だろう。
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