御存知のように、国産スポーティカーの中古車市場は、名の知れたクルマであれば10年前と比べて3~10倍といった感じで軒並み高騰。ならば!ということで、欧米車に目を向けるとアラ大変ッ!! 新車では狙うことが出来なかった、あの憧れのブランドカーが激安になっているではないか。ってことで、OPT編集部がオススメする『走り』のお得物件を紹介していこう。(2024年8月時点)

ポルシェ ボクスター[986型]

スポーツカー好きならば一度は所有してみたいポルシェ。高級車のイメージから選択肢に入っていなかった諸氏も多いと思うが、今ならイケるはずだ。最初期型の2.5L(204ps)モデルでも良いが、できれば1999年10月以降のマイチェンモデルである、2.7L(220ps)を狙いたいところ。これはクルマを買う時のタイミングを、各社ユーズドカーショップの決算期である3月か、中間決算の9月を狙うという裏ワザを駆使すれば予算内で購入できる可能性が出てくるという感じ。ボクスターは、我らが右ハンドル車も設定されているし、AT免許でも乗れるティプトロニック車も存在しているのだ。

アウディ TTクーペ[8J型]

“お洒落な人が乗るオシャレな外車”の代名詞とも言えるアウディ。特に女子ウケの良さは間違いのないところだが、女の子が運転していてもカッコイイ。その中で『TTクーペ』はスポーツ色の強いパッケージングとなり、純粋に走りを楽しみたい人でも納得できるモデルだ。1.8L直噴ターボは160ps、2.0Lターボは211ps、V6 3.2L NAは250psといった具合に、3つのエンジンが設定されているからお好みで。またオープンカーとなる『TTロードスター』も、+20万円程度アップチャージをすれば多くの物件があり、予算的にも射程範囲として捉えることができるので、アクティブ派にはコチラもお勧めだ。

プジョー RCZ[T7R5F型]

パッケージのテイストとしてはアウディTTに近しいものを感じるが、RCZに搭載されるエンジンは意外とコンパクトな直列4気筒の1.6ℓターボ。156psと200psのモデルが設定されているのだが、どちらを選んでも中古車価格の違いは誤差範囲。なので、ここは是非とも走りに期待ができる200ps仕様を狙っていきたい。2014年4月に追加された『RCZ R』は270psというハイパワーモデルになるが、中古車相場は一気に300万円超となるため今回の予算では届かないのが残念。RCZの特徴となる『ダブルバブルルーフ』は特別感もあり、所有する満足度を十分満たしてくれるはずだ。