『プロクセスR1R』や『プロクセスR888R』といったスポーツタイヤを展開するトーヨータイヤが、岡山国際サーキットを貸し切ってのスペシャルイベント「PROXES DRIVING PLEASURE TOYO TIRES FAN MEETING」を開催した。今回はこのイベントに参加したチューナー&プロドライバーに現行プロクセスシリーズのインプレッションを依頼した。

J'S RACING/CIVIC TYPE R(FL5)×PROXES Sport 2(FR265/35R18)

IMPRESSION by 梅原さん

このFL5はダウンサス装着で、ストリートからサーキットまでハイレベルに楽しめるオールラウンダーがコンセプトなので、プロクセススポーツ2をマッチングしてみました。コンフォート系タイヤはトレッドの表面部分だけが仕事しているようなイメージを持っていましたが、いざ走らせてみるとタイヤ全体で路面を捉えようとしているので非常に乗りやすい。多少ラフにアクセルを踏み込んでも滑ることもなく、終始安定したフィールですね。

CSO/GR86(ZN8)×PROXES R1R(FR225/40R18)

IMPRESSION by 小原さん

新たにテストしているC型のGR86は、アームやLSDも変えず、これまでテストできていなかった部分のデータ収集を進めています。“ボトムスピードが高く、気持ちいい旋回”をテーマにする中で、今回はリーズナブルなプロクセスR1Rの235サイズをチョイスしました。結果としては足回りが硬めだったこともあって、突っ込みすぎやステアリングの切りすぎといったNG操作は許容しませんでしたけど、タイヤ頼みとしないドライビングにはしっかりと応えてくれました。ドラテクを磨くのに最高のタイヤですね。

Complete Speed/SWIFT(ZCEDS)×PROXES TR1(FR195/45R17)

IMPRESSION by 山添さん

5速MTの設定があるといっても、ハイブリッドのZCEDSは82ps&1kgmといったスペックです。つまり、グリップレベルの高いタイヤだとタイムロスになってしまいますから、コーナリングスピードが稼げるグリップとタイヤ剛性を求めてプロクセスTR1をチョイスしました。ストリートではいたって普通な印象ですし、ウエット・ドライを含めてスポーツ走行も行ないましたが過不足を一切感じず、非力なZCEDSのボトムスピード底上げにベストバランスな一本だと思います。