次なる未来へたゆまぬ挑戦を続けるモデリスタ

極太のめっきグリルが存在感を放つアルファード「REGAL DIGNITY STYLE」

トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)が展開するブランド「モデリスタ」。トヨタ&レクサス車両のアフターパーツを開発&リリースするブランドということは、あえて言うまでもないでしょう。

圧倒的な知名度と四半世紀にも及ぶ歴史に安住することなく、近年では腕時計やクルーザーのデザインも監修するなど、活動の場を広げています。

華やかなきらめきをまとう、アルファード「REGAL DIGNITY STYLE」

常に一貫したデザインフィロソフィー(思想)のもと、斬新なカスタマイズを提案し続けるモデリスタ。今回の東京オートサロン2024におけるブース展開は、アルファードとヴェルファイア、ふたつの個性の発露を体感できます。

充分にラグジーを演出している40系の基準車に、どれだけ上質さを加えることができるのか? モデリスタは、そこにまだまだ余地があることを証明してくれました。

グリルにはアクセントとしていくつもの稜線が入る

アルファードのカスタマイズアイテムをデザインするにあたってのコンセプトは「REGAL DIGNITY」(リーガル・デグニティ=堂々とした威厳)。その壮大なテーマにふさわしい、眩しいほどのプレミアム感がしっかりと演出されています。

ヘッドランプ間が太く力強いメッキラインで結ばれるフロントグリル。均整に並んだブロック形状がノーマルの持ち味ですが、そこに安定感を与えることに成功しています。めっき部位の面積が広くなることで、入射する光の具合や角度でいろいろな表情を見せてくれるのも特徴です。

バンパーからリップまで立体的に連続するめっきライン
サイドスカートのめっきモール形状もブレード(剣)をイメージさせる

前後アンダースポイラーについても共通のデザイン言語のもと、ブレード風デザインで加飾。めっき加飾を効果的に上乗せすることで、シャイニーな一体感を演出しています。

ヴェルファイア「BEAST RAZOR STYLE」が放つイルミネーションの魔法

悪魔的雰囲気をカスタマイズパーツで表現したヴェルファイア

かたやヴェルファイアのデザインコンセプトは「BEAST RAZOR」(ビースト・レザー)。我われのDNAに刻まれている悪魔的なモノに惹かれる感性を、カスタマイズアイテムで表現しています。

目を惹くのは、両端のグリルに配されたシグネチャーイルミブレード。このところ、イルミでの表現に長けているモデリスタの腕の見せドコロというべきアイテムです。

自然に馴染みながらも妖艶に主張するジュエリーのような輝きが魅力的なのはもちろん、そのフィット感も、新車開発と並行してカスタマイズデザインを進められるTCDの大きなアドバンテージです。

エクゼクティブランジがさらなる高みへ昇華
ヴェルファイア「BEAST RAZOR STYLE」のアイコン、シグネチャーイルミブレード

楽しみだったのが、ギャラリーを楽しませてくれるモデリスタブースのプレスカンファレンス。毎回、モデリスタのカスタマイズの世界観に沿ったタレントさんが招かれ盛り上げてくれますが、今回のスペシャルゲストも気になるところでした。

鈴なりのギャラリーが期待する中、登場したのは篠原ともえさんです。元気印でデビューし、人気者になった篠原さんですが、近年ではファッションデザイナーとしての新たなキャリアで再度、注目されています。

なんと篠原さんは、アルファードにお乗りのときもあったそうで、東京オートサロンにもたびたびプライベートで訪れていたとのこと。もちろん、モデリスタブランドもご存知だったそうです。

すっかりオトナの雰囲気の篠原ともえさん

ユーミンのステージ衣装のデザインも手掛ける篠原さんですが、モデリスタがこれから展開していく新たなるデザイン思想にも、同じデザイナーとして共鳴していました。

東京オートサロン2024のモデリスタブースでは、立ち止まらず挑戦を続けていくモデリスタの未来もプレビューされています。ブランドブックも配布されているので、ぜひその世界観をのぞいてみましょう。

「五感に訴える次世代デザイン」を表現したシグネチャーもブースでは見ることができる

公式インスタグラムのフォローでオリジナルグッズがもらえるキャンペーンも実施中。数に限りがあるので早めの来訪が吉です。

(文・写真:畑澤 清志

元記事

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