コンプリートカーとは異なる“素材”として優れたマシンを製作・販売

国内最大のチューニングパーツメーカーとして知られるHKS。同社が東京オートサロン2024にて発表したのは、自社製作チューンドマシンの販売を手がけるプロジェクト「THE HKS」のスタートだ。

一般的にこのような販売車両は「コンプリートカー」と呼ばれるが、THE HKSはそれとは一味違う。チューニングカーとして高い次元に仕上げられるのはもちろんだが、オーナーがクルマとの付き合い方の中でさらなるモディファイを加えていく余地は残す。つまり、完成された車両として販売するのではなく、優れた素材としてのチューンドカー販売というわけだ。

オートサロンにてお披露目されたR35GT-Rニスモ(2024年モデル)とGR86はこのプロジェクトの参考として製作されたもの。チューニング内容はその時製作されるマシンによって異なるという。ベースマシンに関しても、R35とGR86に絞るわけではなく、絶版モデルをベースにした車両販売も展開される予定。

第1号車の販売時期や価格等に関してはまだ調整中の段階となる。しかしながら、チューニングファンの熱視線が注がれることは間違いないだろう。