4万9500円で実用域のパワー特性を改善

ECUには一切手をつけず、車両の圧力センサーと圧力センサーハーネスの間にカプラーオンで割り込み接続するだけでブーストアップを実現するHKSの『パワーエディター』に、待望のVNH型レヴォーグ&VBH型WRX S4用が設定された。

HKSのテスト結果を見ていく。レヴォーグではノーマルの251.3psから255.0psに、最大トルクは36.2kgmから40.49kgmに。WRX S4ではノーマルの266.2psから270.5ps、最大トルクは37.0kgmから40.0kgmと出力向上を果たしている。パワー&トルクともに最大変化幅でいうと大きくはないが、実用回転域の出力特性を改善させることで、数値以上に余裕のある走りを生み出してくれる。

また、HKSではデフォルトのデータに満足できないユーザーへ向けた独自サービスも用意している。キット付属のUSB接続ハーネスでパワーエディター本体とPCを接続すれば、誰でもブーストアップデータを編集(HKSのWEB上から編集ツール“Easy Writer”をダウンロードする必要あり)できるのである。

セッティングにはそれなりの知識も必要だが、こうした発展性は大きな魅力と言える。復帰用コネクターも同梱されており、セットすれば瞬時にノーマル戻しを行うことも可能だ。価格は4万9500円となる。

●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235