2023年5月に発売を予定している新型「デリカミニ」が三菱自動車工業(西1ホール)のプレスカンファレンスで、お披露目されました。

藤井康輔チーフ・プロダクト・スペシャリスト(CPS)が、55年にわたるデリカシリーズの歴史を振り返りつつ、その末弟として位置づけられるモデルであるこの車両の解説を行いました。

外観は、デリカらしい力強いデザインと大径タイヤによるSUVらしいスタイリングとし、広々とした室内空間と日々の運転をサポートする走行性能と安全装備を備える軽スーパーハイトワゴンとなりました。

アウトドアブランドの「コールマン」とのコラボレーションでの架装を行った「デリカミニ × Coleman((デリカミニ ミーツ コールマン)」は、アウトドア感たっぷりの一台となっています。コールマン製品に合うように設定されたグレーとベージュを掛け合わせた「グレージュ」をボディカラーとし、ベッドキットを組み入れたことで車中泊を可能としています。

一方、「デリカミニ SNOW SURVIVOR(スノーサバイバー)」は冬のアウトドアをテーマにした一台ですが、「デリカD5 スノーサバイバー」をそのままデリカミニで再現したモデルとなっています。リフトアップしたうえで、フロントガードバーやルーフキャリア、リヤラダー、オールテレーンタイヤを装着。まったく同じテイストの2台は、D5と見比べて楽しみたいですね。

「次の時代の、次の冒険を。」をテーマとしたこの三菱ブースの一番目立つ場所には、三菱ラリーアートチームとして初参戦したアジアクロスカントリーラリー2022参戦車両(レプリカ)が展示されています。アジアクロスカントリーラリー2022は、昨年11月にタイ王国からカンボジア王国へまたがる約1500kmを移動しながら競技を行なうクロスカントリーラリーですが、展示されたのはラリーアートとして初参戦初優勝となったトライトンのラリー仕様車です。ちなみにこの車両、アセアン地域で販売されているピックアップトラックの三菱トライトンがベースとなっています。