スバルは「東京オートサロン2023」において、関連会社のSTI(スバルテクニカインターナショナル)と共同でブースを出展しました。ブースには市販車両の「レヴォーグSTI Sport♯プロトタイプ」そして「新型インプレッサ(日本仕様プロトタイプ)」を展示するとともに、コンセプトカー「クロストレック ブーストギアコンセプト」や「レックス ブーストギアコンセプト」を展示しました。

「レヴォーグSTI Sport♯プロトタイプ」は、レヴォーグSTI Sport R EXをベースにSTI製パフォーマンスパーツをはじめとする特別装備を採用したモデル。外観ではフロントグリルやドアミラー、ルーフをブラックで統一。19インチBBS鍛造アルミホイールと、ミシュラン製ハイパフォーマンスタイヤを標準装備としています。

さらにSTI製フレキシブルドロータワーバーや、スバル パフォーマンス トランスミッションオイルクーラーなども装着。操縦安定性の向上と上質な乗り味の両立を実現した高性能スポーツワゴンで、500台の限定販売となります。注文はオートサロン終了後の1月26日(木)から5月12日(金)まで、全国のスバル販売店で受け付ける予定で、受注期間内に限定台数に達した時点で受注終了とのこと。車両価格は576万4000円(税込)となっています。

新型インプレッサは、すでに北米向け仕様が発表されていますが、日本仕様が待望のお披露目となりました。外観ではレヴォーグやWRX S4と同じく、大きく張り出したフェンダーが印象的なスポーティとフォルムとなっています。

パワートレインは、2リッター水平対向ユニットにアシスト用モーターを組み合わせた「e-BOXER」を継続して搭載。また現行レヴォーグやWRX S4で採用されている「2ピニオン電動パワーステアリング」も採用しており、スポーティかつ上質なステアリングフィールを実現したそうです。

そしてプレスカンファレンスでは、新型車両の解説のほか2023年のモータースポーツ活動についても発表が行われ、昨年に引き続いてSUPER GTシリーズのGT300クラスに参戦すること、そしてスーパー耐久シリーズへの参戦も継続することがアナウンスされました。

さらにニュルブルクリンク24時間耐久レースの SP4Tクラスに「SUBARU WRX NBR CHALLENGE」で出走すること、また全日本ラリー選手権に新型「WRX S4」をベースとしたマシンをシーズン途中より投入することも発表されました。