国内初の商用EVメーカーHW ELECTRO(HWエレクトロ/北9ホール)が東京オートサロンに出展し、13日に3回のプレスカンファレンスを行い、同社が展開している「ELEMO」「ELEMO-K」といった既存車種の展示はもちろん、間もなく販売が開始される新型車種のELEMO-Lをお披露目しました。

HWエレクトロは、2019年5月に設立し東京に本拠を持つ、電気自動車を中心としたトラックなどの商用車メーカーです。2021年4月に輸入小型の電気商用車として国内で初めてナンバーを取得し、2021年7月24日より「ELEMO」、11月20日より「ELEMO-K」の販売を開始。車両はファブレス(製造委託)というカタチで自社工場は持っていません。

このプレスカンファレンスでは、HW エレクトロの蕭 偉城(ショウ・ウェイチェン)代表取締役社長が登壇し、このブースの概要を説明。ブース内にはバンや移動販売車などのカスタム例も展開しており「これからのEVの未来について総合を膨らませていただけたら」と挨拶しました。

今回発表されたELEMO-Lの製造を行うのはHWエレクトロのパートナーであるセントロ・オートモティブ・コーポレーション。アメリカに本社を置き、電気商用車を専門に設計・製造を行う自動車会社。その上級幹部ケリー・チョウ氏から車両の説明が行われ、車両がお披露目されました。

ELEMO-Lは、HW エレクトロが製造、販売する多用途小型商用EV車ELEMOシリーズの中の最大モデルであり、長男的存在となります。100%電気自動車というのはもちろん、インターネットを介した運用管理やスマートフォンアプリとの連携機能などの IT技術の導入ももちろん得意とします。全長545×全幅1850×全高2045mm、最大積載量1250㎏、1充電航続距離270kmというスペックの商用バンとなります。