スポーツカー向けのみならず、ラグジュアリーセダンやSUV、1BOXなど様々な製品を展開するホイールメーカー「RAYS(レイズ)」。そのカンファレンスでは、TE37シリーズの最新バリエーションを含む新製品のほか、2023年のSUPER GTシリーズ・GT300クラスに参戦する『apr LC500h GT』の発表が行われました。

西ホール2のレイズブース中央に設けられたステージには、純白のボディが印象的なLC500h GTが飾られた。SUPER GTシリーズに参戦するLC500といえば、かつて2006年から2020年までレクサス・ブランドで参戦したGT500車両を連想しますが、今回発表された車両はそちらとは無関係。車名のとおり、ハイブリッドシステムを搭載したGT300車両になります。

ボディサイドにゼッケン31が掲げられていることからもわかるように、こちらの「LC500h GT」は、長年にわたってGT300クラスに参戦しているレーシングコンストラクター、aprが開発したマシン。昨年2022年まで走らせていたプリウスPHV GRスポーツに変わり、新型車両としてLC500h GTを投入。駆動方式はFRで、パワーユニットは2UR-G型5.4リッターV8にハイブリッドシステムを搭載します。その足元を支えて共に戦うのが、RAYS製ホイールというわけです。

ボディカラーと同様、ホワイト×ブラックのカラーリングで仕上げられたホイールは、RAYSの代表的な存在であるVOLK RACING TE37シリーズを彷彿とさせる6本スポーク。リムとスポークの接合部分には三角形状の凹みがデザインされ軽量化への拘りを感じさせるほか、RAYSやaprのロゴが掲げられています。

また2023年シーズンにapr LC500h GTを駆るドライバーとして、昨年に続いて嵯峨宏紀選手、そして新たに2022年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権でシリーズチャンピオンを獲得した若手ドライバー、小高一斗選手の起用が発表されました。

そのほか市販ホイールでは、ヴォルクレーシングの「G025LC」そして「NE24」を発表。左右にそれぞれのホイールを装着した新型フェアレディZが展示されたほか、鋳造製法を採用するトップブランド、グラムライツ57DR 2324 LIMITED EDITIONを装着した車両も展示されるなど、カスタム&チューニング好きには見逃せない内容となっています。