クラッチとLSDも開発中で駆動系パーツも充実の予定!

8月末のラインオフでついにGT-Rが生産終了となり、名実ともに日産のトップスポーツモデルとなったRZ34フェアレディZ。そのパフォーマンスアップを図る最前線基地であるニスモ大森ファクトリーのショールームには発表間もないGT4も展示され、レースシーンでの新たなフェアレディZ伝説が築かれることにも期待せずにはいられない。

もちろんストリートカスタムにおいても、ニスモのパーツはユーザーにとって気になる存在のひとつ。最大の魅力は、メーカー直系のワークスブランドならではのハイクオリティ&ハイパフォーマンス。ノーマルのポテンシャルをしっかりと確認しながら、必要となるのものを開発していくというアプローチで、トータルカスタムを実現させている。

まず注目したいのは、オーリンズベースの全長調整式スポーツサスペンション。本格的なサーキット走行にも対応するスポーツ性能だけでなく、GTカーに求められる高速や雨天での操安性、質感の高い乗り心地も重視したセッティングとしているのがポイントだ。

そのほか足まわりでは、従来モデルから進化を果たしたLM GT4 EVOホイールや、リニアかつ正確なペダルタッチを実現するブレーキパッドも用意。いち早くリリースされたデフクーラーも、スポーツ走行を楽しむためのマストアイテムとなっている。

またECUチューニングのスポーツリセッティングは標準車向けにはスピードリミッター変更に加え、低中速域の特性変更によりリニアな加速感を実現するTYPE-2、ニスモ用にはスピードリミッターのみを変更したTYPE-1を設定。フルチタンタイプのスポーツマフラーも、先行でリリースされた標準車用に加えてニスモ用が追加設定となっている。

さらに現在はMT車向けのツインプレートクラッチと機械式LSDも開発中で、これらのリリースによりニスモのRZ34カスタムの第1弾パーツライナップは完成の予定。先代Z34で設定されたエアロパーツも含め、ニスモのRZ34用パーツの益々の充実にも期待は高まる。