ドリフトエアロシリーズ『SPEC-D』第二弾!

ドレスアップ・スポーツカー部門の最優秀賞を獲得したのは、クールジャパンのKUHL 34ZR-GTWR SPEC-D。東京オートサロン2025にて初披露となるワイドボディキットによって片側80mmずつに拡張された造形とのバランスを崩さず、より理想のZとしてモチーフに選ばれたS30にインスパイアされた意匠がRZ34と見事にミックスされている。

フェアレディZのアイデンティティであるロングノーズ形状は、フロントバンパーを大幅に延長することで印象を強化。同時に、バンパー最前部からチンスポルックのハーフリップスポイラーへ、内側へ向かって傾斜するラインによる効果もあるそうだ。

フェンダー部は、ブリスターフェンダーにオーバーフェンダーを重ねるスタイルで片側80mmずつワイド化。ただし、オーバーフェンダーはあくまで旧車らしい印象を与えるためのエッセンス。元々のボディに装着するワイドフェンダーで30mm、オーバーフェンダーで50mmとワイド量を調整することで、クールジャパンらしいエレガントな雰囲気を残したままでのワイド化に成功した。

リヤバンパーはシンプルなデザインというが、それを感じさせないのが超大型のGTウイングとディフューザーの存在感。あえてビスなどを魅せるメイキングによって旧車風のアクセントを加えているのだ。

さらに、エキゾーストマニフォールドからヒントを得たというバンテージを巻いた竹ヤリスタイルの4本出しステンレスマフラーでリヤを武装。

「このZは社員全員で一年がかりで作り上げたマシンです。その思いが形になって本当に嬉しいです。2025年もカスタムカー業界を盛り上げていけるよう、クールホールディングス全体で頑張って行こうと思っておりますが、その年始から良いスタートが切れましたね」とは株式会社クールホールディングス代表取締役片岡孝裕氏。