デザインの肝はリトラ“風”固定ライト!

ワイズスクウェアブースに置かれ、注目の的になっていた一台のマシン。NSXをデフォルメしたようなキュートなフォルムを持つこのマシンは、S660がベース。しかも、市販前提で開発を進めているボディキットのデモカーだった。

「オートサロン来場者のほとんどワンオフ車両だと思ってるみたいだけど、この形で売る予定です。公認車検を取れるキットにするために、リトラ“風”固定ヘッドライトの角度であったり、各部を調整している段階ですよ」とはワイズスクウェアの塚野さん。

キット製作は実車のNA1を3Dスキャンするところからスタート。CAD上でS660のサイズに合うよう各部を詰めていってという。その構成は、フロントバンパー、ヘッドライト、サイドスカート、ドアパネル、リヤバンパー、リヤウイング、前後フェンダー、エンジンフード…とボディパネルのほぼ全てを交換するキットとなる。

細かいパーツを含めると、20点弱というかなりの点数を誇るこのボディキットだが、予定販売価格は130万円。もちろんベースのS660は別途必要となるが、洒落っ気たっぷりで楽しめるNSXスタイルが手に入ると考えれば安いかも!? ワイズスクウェアでは2025年内発売を予定しているとのことなので、その動向に注目だ。