日本の自動車市場に向けて本格的な販売攻勢を仕掛ける韓国の自動車メーカー、Hyundai(ヒョンデ)が、満を持して東京オートサロン2024に初出展を果たしました。

展示車両は、今春日本導入予定の高性能EV車IONIQ 5 N(アイオニックファイブエヌ)と、モータースポーツを根源とした高性能ブランド“N”の中でも、初の電気自動車専用として開発されたN(エヌ)パフォーマンスパーツを装着したプロトタイプ車両、NPX1の2台となります。

プレゼンテーションは、ヒョンデN(エヌ)ブランドマネージメントグループ常務ジューン・パーク氏が担当。このブランド名である“N”とは、同社が車両開発の場として活用しているドイツのサーキット、ニュルブルクリンクに由来しています。「EVの時代になっても、日本の根強い自動車文化は決して衰えることはないでしょう。まだ成長過程である日本のEVマーケットに早期参入することで、私達のパフォーマンスEV車が日本でのスタンダードになることを期待しています」と、コメントを残しました。

ブースを正面に見て右手に展示されていた車両は、IONIQ 5 N(アイオニックファイブエヌ)。2023年、イギリスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにてワールドプレミアとして初披露され、現地でデモランを披露した車両で、当時の生々しい雰囲気もしっかりと残されています。また、2022-2023カー・オブ・ザ・イヤーで、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した車両のN(エヌ)ブランドシリーズとなります。

もう1台。ブース正面左手に展示され、今回アンベールされた車両が、IONIQ 5 N NPX1(アイオニックファイブエヌ・エヌピーエックスワン)となります。ドライビングの楽しさを追求し、チャレンジ精神を持ち進化し続けるN(エヌ)ブランドのパーツを装着。
リアルカーボンのフロントスプリッターやサイドスカート、リアディフューザー、軽量ハイブリッドホイールなど、WRC(世界ラリー選手権)などで培ったレーシングテクノロジーを投入したHyundai(ヒョンデ)の意欲作となります。

最後のフォトセッションでは、ジューン氏と共に、Hyundai(ヒョンデ)モーターカンパニーとNブランドの副社長ティル氏達も登場しました。なお、13日(土)11時~11時30分と14日(日)11時~11時30分には、屋外展示室にてデモドリフトランとドライバートークショーも実施。デモランドライバーは、谷口信輝氏、チョ・ソング氏、加藤正将氏が担当するので、お見逃しなく!