東京オートサロン2023の屋外イベント会場では、さまざまなデモランイベントも開催された。なかでも毎年恒例となっているD1GPのキックオフイベントは、多くのギャラリーで賑わう人気の走行プログラム。今年も2023年シーズンに向け、「音と煙を体感! D1GP Kick Off DRIFT」と題して人気ドライバーたちによる走り初めが行われた。

大迫力の団体ドリにギャラリーも熱狂!

デモランイベントとして初日となる1月14日(土)の1回目のプログラムには、前年のD1GPを制したディフェンディングチャンピオンの横井昌志選手をはじめ、川畑真人、中村直樹、蕎麦切広大、下田紗弥加、手塚強の計6名のトップドライバーが集結。それぞれの愛機で登場すると、挨拶がわりのウォーミングアップランでギャラリーを沸かせた。

参加選手とマシンは以下の通り
横井昌志 TEAM D-MAX S15 SILVIA 2JZ 4号機
川畑真人 TEAM TOYO TIRES DRIFT GR86
中村直樹 VALINO N-style SILVIA
蕎麦切広大 SHIBATA INFINITI Q60
下田紗弥加 TAKUMI MERCURY サヤカSPL
手塚強 エヴァRT弍号機スープラ

あいにくの雨模様の中、選手ひとりひとりの自己紹介がはじまると、熱いバトルが繰り広げられた前年の振り返りとともに、あらためて新シーズンに向けた抱負も披露。なかでも昨シーズンにデビューを飾り、複数のメディアに取り上げられた紅一点ドライバー、下田紗弥加選手の人気はすさまじく、元気いっぱいのスピーチにも注目が集まった。

そうして再び選手がマシンに乗り込むと、爆音を奏でながらの連ドリに突入! 路面がウェットということで白煙の量こそいつもよりおとなしめではあったが、間近で見る迫力のドリフト走行に来場者はみな大興奮。普段はライバル同士であるドライバーたちの息のあった走りに魅了されていた。

路面状況が回復しないため、安全第一の観点からデモランのメニューは短縮されたが、6台が綺麗に並んでのドーナツターンもキマり、会場が一体となる盛り上がりを見せた。また、2回目と翌日の日曜日のプログラムではD1GPオフィシャルファンクラブ会員限定でコース内に入れるセレモニーウォークも実施。2023年シーズンも熱い走りを予感させるような大盛況のキックオフイベントとなった。