オンラインオートサロン

NEWS ニュース

1/12 会場レポート Part2

車両2台が国内初披露のケーターハム。注目はEVクーペのプロジェクトV!!

2023年7月に発表されたケーターハム初となるEVクーペのコンセプトカープロジェクトVが、ケーターハムブース(北ホール9)でお披露目されました。この車両は、2023年7月13日にイギリスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開されたもので、日本国内での展示は、この東京オートサロン2024の会場が初めてとなります。

今回は、チーフデザイナーであるアンソニー・ジャナレリ氏が来日。「シンプルでコンパクト、左右対称的なデザインを意識しました。また、今までの伝統的なデザインが継承できるように、ノーズの先端やフェンダーなどは、歴代車との共通性を意識しています。メーターもクラシカルなスタイルですし、EVカーはパワートレインがコンパクトなため、そのおかげでキャビンを広く、車体はコンパクトに作ることができました。リアシートはセンターに配置し、お子さんが乗れるぐらいのサイズになっています。後ろに座って、まるで自分が運転しているかのようなフィーリングを体感できるのが特徴です」とコメント。まだコンセプトカーという段階ですが、実車として登場するまで期待が高まります。

さらに、セブン270の後継モデルであるセブン340Rも登場。こちらも日本での展示は初めてで、本日1月12日より、正式な発売開始がアナウンスされました。この車両は、フォード製2リッターデュラテックエンジン搭載で、最高出力126.5kW(172ps)、最大トルク174Nm(17.7kgf/m)を発揮。車両重量は装着オプションにより変動があるものの、540~560kgと超軽量。ロータス・セブンを作った創設者、コーリン・チャップマンが築き上げた軽量でシンプルなドライビング体験を提供するというスピリットを継承しています。

BBSジャパン、LM発売30周年を記念した限定カラーのオーディションを開催

前回の東京オートサロンでBBS ジャパンオリジナルアルミニウム合金新素材「FORTEGA(フォルテガ)」を発表したBBS ジャパン(東8ホール)ですが、今回もこのフォルテガを使用したBEV向けのコンセプトモデルとしてFORTEGA製鍛造ホイールを登場させています。

フォルテガはこれまでのアルミ鍛造よりも 120%強く、その剛性を維持したまま 10%の軽量化を実現できる素材で、「軽さと強さ、そして美しさ」を、駆動用のバッテリーを積んだ重量級のBEVにも提供をしていきたい、という思いで製品化を目指しているようです。

今回はBMW iX3に装着しているのが、その開発中のホイールです。ノーマルホイールよりも1インチアップ、0.5Jワイドなホイールにスポーティタイヤを装着するという一般的なカスタムの内容を盛り込んでも車両重量で28.2㎏も減少。1本あたり7kgもの軽量化を実現できるということです。タイヤ、試作・基礎評価を経て、現在は実走評価の段階に移っているということですが、開発エンジニアもテスト走行に参加するという気合いの入れようです。ちなみにこのコンセプトモデル、次回の東京オートサロンでの発売開始を予定しているということです。

さらに、2024年はBBSのロングセラーモデルである「LM」が発売 30 周年を迎えるということで、これを記念して2024 年に発売する限定モデルカラーオーディションを開催しています。ブースにあるNISSAN GT-R、BMW M4の2台には4色の限定カラーのLM が装着されています。この中から、好みのホイールカラーを選んで投票してみましょう!

50周年を迎えたTOM'Sからの新しい提案にトキめいた!

舘信秀氏と大岩湛矣氏の2人によって立ち上げられたTOM'S。その由来が2人の名前にある事は皆さんもよく知るところでしょう。
そんなTOM'Sの1974年創立ということで、2024年は50周年記念イヤーにあたるわけです。おめでとうございます。

ブースで開かれたプレスカンファレンスには舘信秀会長と、谷本勲社長が登壇されました。TOM'Sの50年史と共に、これからのさらに50年を見据えた展望などが語られました。
アンベールがなされたスープラとともに「レストア事業への参入」の説明がありました。TOM'Sが培ってきた経験と知見を基軸に、日本のクルマ文化継承を繋いでいきたいとの事です。

注目も高かったひとつが、2023年冬に発表された『Lexus IS500』スタイリングパーツセットです。リヤバンパーサイドフィンにも整流性をもたせ、タイヤハウスで発生した乱気流を解消します。
スタイリッシュでTOM'Sらしい仕事」と、来場者の皆さんからの評価も高かったようです。

Lexus LM(ショーファースタディ)は、「ラグジュアリーはよりラグジュアリーに」を命題として制作された。
外観もツートーンの塗り分けが特徴的で美しいのですが、内装の奇抜ながらも高級感ある和装に注目が集まりました。
外装はぜひ、会場でチェックしてみてくださいね。

現在WRC(世界ラリー選手権)で活躍している、TGR WRTの勝田貴元選手はもともとF3でTOM'Sレーシングチームに所属していました。そのご縁あって開発されたのが、『GRカローラ Type TK』です。
貴元選手もSNSで「やり過ぎなくらいが丁度イイ』と発言していた通り、写真で見ると少しイカついようにも見えますが……、実物を見ると……?
こちらもぜひ、会場へ足を運んで確認してみてください!

昨年創業50周年を迎えたHKSは次の一歩「Tune the Next」へ

エッチ・ケー・エス(西1ホール)は「Tune the Next」をテーマに、これまでのカスタマイズだけでなく、電動化やカーボンニュートラル、サステナブルといった、これからの時代に求められるカスタマイズの提案を行っていました。

コンプリートカーではなく、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズをしていくという、そのベースカーという提案の展示でということで、R35 GT-R、GR86の2台のカスタム車両がブース中央に展示されています。

他にもLEXUS LMをベースに「スタイリッシュ&コンフォータブル・スペース」をコンセプトにサーキットへの移動を楽しむ提案として「LEXUS LM HKS“e-Driving”Concept」を出品。リアのPassengerエリアには、移動時もサーキット走行を楽しむということでドライビングシュミレータ―が搭載されています。

さらに、同じくトランスポーターとして車内にバイクを積載したハイエース「HKS e-HIACE”Multi Energy”Concept」も登場。こちらは、200系トヨタ・ハイエースのワイド・スーパーロングをベースにHVコンバージョンキットを組み込み、いわゆるシリーズハイブリッド化した車両。容量25kWhほどのバッテリーを搭載し、そこへ直接外部からの給電はもちろん、エンジンを使用してジェネレーターで発電をし、バッテリーにチャージすることも可能。これらのHV化のシステムはすべて床下に配置が可能となっている。また、エンジンに使用する燃料には、カーボンニュートラル燃料を想定し、さらに液体燃料と気体燃料の両方を使用可能という。

他にも、持続可能なエネルギー源を活用したCNR FUEL(カーボンニュートラルレーシングフューエル)も参考出品するなど、これからの時代を見据えた提案が多数出品されている。

韓国のHyundai(ヒョンデ)が東京オートサロンに初出展! Nパフォーマンスコンセプト「NPX1」世界初公開

日本の自動車市場に向けて本格的な販売攻勢を仕掛ける韓国の自動車メーカー、Hyundai(ヒョンデ)が、満を持して東京オートサロン2024に初出展を果たしました。展示車両は、今春日本導入予定の高性能EV車IONIQ 5 N(アイオニックファイブエヌ)と、モータースポーツを根源とした高性能ブランド“N”の中でも、初の電気自動車専用として開発されたN(エヌ)パフォーマンスパーツを装着したプロトタイプ車両、NPX1の2台となります。

プレゼンテーションは、ヒョンデN(エヌ)ブランドマネージメントグループ常務ジューン・パーク氏が担当。このブランド名である“N”とは、同社が車両開発の場として活用しているドイツのサーキット、ニュルブルクリンクに由来しています。「EVの時代になっても、日本の根強い自動車文化は決して衰えることはないでしょう。まだ成長過程である日本のEVマーケットに早期参入することで、私達のパフォーマンスEV車が日本でのスタンダードになることを期待しています」と、コメントを残しました。

ブースを正面に見て右手に展示されていた車両は、IONIQ 5 N(アイオニックファイブエヌ)。2023年、イギリスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにてワールドプレミアとして初披露され、現地でデモランを披露した車両で、当時の生々しい雰囲気もしっかりと残されています。また、2022-2023カー・オブ・ザ・イヤーで、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した車両のN(エヌ)ブランドシリーズとなります。

もう1台。ブース正面左手に展示され、今回アンベールされた車両が、IONIQ 5 N NPX1(アイオニックファイブエヌ・エヌピーエックスワン)となります。ドライビングの楽しさを追求し、チャレンジ精神を持ち進化し続けるN(エヌ)ブランドのパーツを装着。
リアルカーボンのフロントスプリッターやサイドスカート、リアディフューザー、軽量ハイブリッドホイールなど、WRC(世界ラリー選手権)などで培ったレーシングテクノロジーを投入したHyundai(ヒョンデ)の意欲作となります。

最後のフォトセッションでは、ジューン氏と共に、Hyundai(ヒョンデ)モーターカンパニーとNブランドの副社長ティル氏達も登場しました。なお、13日(土)11時~11時30分と14日(日)11時~11時30分には、屋外展示室にてデモドリフトランとドライバートークショーも実施。デモランドライバーは、谷口信輝氏、チョ・ソング氏、加藤正将氏が担当するので、お見逃しなく!

 

PICK UP

おすすめ情報

SPONSOR

  • 株式会社タカラトミー
  • サムライ公式サイト
  • ミズノ公式オンライン
  • 頭文字D・MF GHOST
  • ライフガード