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1/12 会場レポート Part1

おはようございます! 東京オートサロン 2024、スタートです。

新年恒例のカスタムカーの祭典、東京オートサロン 2024が、千葉県千葉市にある幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で初日を迎えました。

第42年目の開催を迎えた「東京オートサロン 2024」ですが、初日となる1月12日(金)はビジネスデイということで、午後2時から一般特別公開となります。すでに開場前から多くのメディアが会場に取材に訪れており、これから場内各所でプレスカンファレンスが行われます。

暖冬といわれている今冬ですが、この週末も最高気温は2桁に届くような予報です。2日目の土曜日には天気が崩れる予報がありますが、初日早朝の天気は雲ひとつない快晴で、良いお出かけ日和となりそうです。

東京オートサロンでは、年明けに発生した「令和6年能登半島地震への支援金募金」を行うこととしました。この地震により犠牲となられた方々とご遺族に謹んでお悔やみを申し上げ、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。今回、インフォメーション(メインゲート・中央ゲート付近)に募金箱を設置しました。寄せられた募金は全て日本財団を通じて被災した方々への緊急支援、家屋の復旧支援、災害NPOの活動支援など、いま必要とされる支援に活用されることとなります。

また一日も早い被災地域の皆様の安全と、被災地の復興をお祈り申し上げるとともに、皆様の温かいご支援ご協力をお願いいたします。

マッド・マイク選手、マツダ・サバンナRX-3でD1グランプリ参戦も発表!

TOYO TIRES(東ホール8)では、この東京オートサロン2024会場で初披露したマッド・マイク選手のマツダ・サバンナRX-3や現在ダカールラリーに参戦中で水素燃料エンジン実験車HySE-X1のレプリカ車など合計6台のレース&カスタムカーと共に、そのテーマに合わせたタイヤの展示や、様々なステージイベントを展開しています。同社のスポーツ系フラッグシップタイヤブランド「PROXES」シリーズでは、「R888R」や「R888R Drift」をはじめ、2023年12月に発売開始されたばかりの低燃費コンフォートタイヤ「PROXES CF3」。また、SUV 用タイヤブランド「OPEN COUTRY」の大人気定番モデル「OPENCOUTRY R/T」や「OPENCOUTRY A/T III」などの多彩な商品と共に並ぶ、各車両の存在感は圧巻です。

同社代表取締役である清水隆史氏によれば、TOYO TIRESのブースは、ブランドイメージや売りたい商品をPRするための場ではなく、一般来場者とのコミュニケーションを大切にするための内容とのこと。「クルマの走りを支えるための挑戦、製品そのものの表情やデザインのこだわりなど、そのタイヤを装着してクルマに乗るドライバーの皆さんの心を駆り立てる。これこそが、TOYO TIRESが求めているものであり、それを皆さんと共有したいのです」とコメント。

プレスカンファレンスには、「PROXES」ブランドアンバサダーを務める木下隆之氏、Team TOYO TIRES DRIFT の川畑真人選手、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES の哀川翔監督、ドリフトドライバーのマッド・マイク選手、ニュルブルクリンクでのレース活動を支えるリングレーシングのウヴェ・クリーン代表が登壇。会期中は、この方々のトークショーや、川畑選手とマッド・マイク選手のサイン会も開催。各日30名限定とのことなので、欲しい方はこの貴重な機会をお見逃しなく!

TOYO TIRESが開発を続ける使用原材料の90%にサスティナブル素材を用いたコンセプトタイヤも展示中。タイヤのサイドは、サスティナブルとエレクトリックがモチーフ。

ここで初披露されたマツダ・サバンナRX-3、ニックネームはFURSTY(ファースティ)。なんとこの車両を使って、マッド・マイク選手がD1グランプリに参戦することも正式発表されました! その活躍が楽しみですね。

モリゾウから新年のご挨拶

昨年に続いて先陣を切ったのは、広大なスペースに総勢16台もの車両がならぶTOYOTA GAZOO Racingのブースです。
"豊田章男会長によるプレスカンファレンス"ではなく「モリゾウから新年のご挨拶」と銘打ってのステージです。

まず、2024年の元旦に発生した能登半島地震へのお見舞いを述べたモリゾウさん。他にも多くの悲しい出来事が続く昨今、「いがみ合いや誹謗中傷をやめてみんなで手を取り合いましょう」との呼びかけから始まりました。

ステージに並べられた車両たちのアンベール、そこにあるのは新型車やGRのカスタムカーか⁉︎……と思いきや。
その中身はすでに発表されているGRカローラやGRMN(センチュリーSUV。さらに端を固めるのは『ヤマハ ビーノ』に『スズキ ジムニー』というラインナップです。

「???」はてなマークが飛び交う報道陣に語られたのは「自工会の会長も引退し、今回はいち"普通のクルマ好きおじさん"として、オートサロンを楽しみに来ました。ここに並んでいるのは、モリゾウのいまの愛車です」という説明でした。
"カスタムショップの名物オヤジ"のような展開に、フロアからは「なるほどね」と共に、「ギャフン」という声にならない声が聞こえたような気もします。

「ごあいさつ」の最後を締め括ったのは、昨年も登場してくれたGAZOOレディの皆さんです。
アジア圏、フィリピンやタイでもGAZOOとROOKIE Racingが大々的なイベントで歓迎されました。

これから皆んなで手を取り合う「国を超えた仲間づくり」これが2023年のモリゾウさんにとっての3つの柱のひとつだったといいます。
そんな仲間達にとっての真実はひとつ「敵は炭素」であるという事。ガソリンエンジン、EV、ハイブリッド、水素。兎に角、世界の皆が一丸となって手を取り合う時だと語られました。

フロア展示の新型車両、目玉となる『NEW GR YARIS』が情報解禁となりました。モータースポーツシーンのために開発されたこの車両は、まさにWRCで世界をリードする主力車両の正統進化。
モータースポーツからのフィードバックで開発されたGR DAT(ダイレクトオートマティックトランスミッション)には、進化したアンチラグシステムが搭載。
破損時に修復しやすい三分割化のフロントグリル。リアウイングをアフターパーツに変更をしやすいよう考慮されたテールハイマウントランプの位置変更。全体的に運転席側にレイアウトの向きを寄せたドライバーファーストのインテリアにも注目が集まります。

またオプションモデルには、競技車両に着想を得てモリゾウさんが提案したという、縦型のハンドブレーキのオプション装備もあるようです。
モータースポーツをふんだんに盛り込んだホットハッチスポーツの決定版が登場しました!

普通のオートサロンカンファレンスならばコレがメインに据えられ大々的にフィチャーされるはずの所ですが、これも「しれっとフロアに展示してあるだけ」というモノです。
ワールドプレミアとして情報解禁になったばかりの世界戦略車両であるNew GR Yarisが、仕切りもなく触れられる状況に、みんなが大興奮のフロアでした。

また一般公開日の1月13日と14日には、屋外会場でWRC日本人唯一のRally1ドライバーである勝田貴元選手がデモランを披露する予定です。是非、会場へ足をお運びください。

NISMOロードカーシリーズにアリアニスモ追加

日産自動車と、日産モータースポーツ&カスタマイズ(西2ホール)のブースは中央壇上に4台のNISMOロードカーが並び、その前には広いスペースが用意され、ゆっくりと車両を見ることができるブース作りとなっています。

プレスカンファレンスでは、GT-R NISMO、フェアレディZ NISMO、スカイラインNISMOとともに壇上に置かれたNISSAN ARIYA NISMOがアンヴェールとなりました。車両重量が2.2トンもあるバッテリーEVですが、制御などを見直し、10%の性能アップを実現し、きびきび走る仕上がりとなっているようです。記者発表後のトークショーでは、このアリアの長谷川聡CVEと日産フォーミュラEチームの西川直志さんが登壇し、このアリアNISMOについて「スタビリティが高く、速くて快適な一台だ」という評価でした。

日本の自動車メーカーで唯一フォーミュラEに参戦しているだけに、2024年3月に日本で初開催となるフォーミュラE「Tokyo E-Prix」に参戦するNissan Fomula-e Gen3も展示されました。この車両には桜のデザインを取り入れたカラーリングが施されています。

他にも、コンセプトカーとしては、キャラバンをベースとし、緊急・災害時に防災拠点になる支援車「Disaster Support Mobile-Hub」。ボディが拡張し、「ポータブルバッテリー from LEAF」を複数搭載することで、避難時のライフラインを維持し、いろいろな困りごとを解決できる装備を搭載した1台となります。

エクストレイルをベースとした「X-TRAIL CRAWLER CONCEPT」は、オフロードテイストとタフギア感を高めたコンセプトカー。「ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT」はルークスをベースにセレクトショップの「BEAMS」がカスタムを監修したコンセプトカー。デニムを内外装のテーマに使用したそのコンセプトは「思わず出かけたくなるクルマ」です。

さらに国内販売が終了しているK13型マーチをベースとしたコンセプトカー「MARCH Patissier CONCEPT」は、昨年のこのオートサロンで登場した、キューブの中古車ベースのコンセプトカーに続くシリーズとなる。今回は「パティシエ」をテーマにカスタマイズを施しています。

今回発表となりました「NISSAN ARIYA NISMO」と「Nissan Fomula-e Gen3」については13日(土)13時からと、14日(日)10時からの2回デモンストレーションランが行われるということで、実際にその走りを見ることができるみたいです。

SUBARU STI  2024シーズン体制などを発表

YouTuberとしても著名な河口まなぶ氏が司会進行となり、青い軍団のプレスカンファレンスが執り行われました。
幅広くモータースポーツ活動をするSUBARU STIですが、モータースポーツからフィードバックされた商品開発の最先端事情にも注目して頂きたい。

まず登壇したのは、WRX STI開発責任者の高津益夫氏でした。高津氏は辰己英治監督率いるニュル耐久チームや、その他各カテゴリーからの声をいち早くSTIの商品開発に活かしてきたマイスターです。
ブースのトップにはWRC S4 STI Sportsが堂々展示され、注目を浴びていた。

ブース奥には各種パーツも展示され、ホイールやウイングからフューエルキャップまでが展示されていました。
個別でSTIパーツを吟味したい方は、ぜひぜひ立ち寄ってみて頂きたいです。

ニュルブルクリンク24時間耐久レース、スーパー耐久シリーズ、SUPER GT 300、全日本ラリー選手権、各種カテゴリーの体制が発表されました。
井口卓人選手や新井敏弘選手などお馴染みの面々が紹介されるなか、ニュル24hに久保凛太郎選手の名前もあがりSUBARUファンやメディア関係の面々からも祝福の声が聞こえました。

モータースポーツ車両だけでなく、ブース内にはフォレスターの特別仕様車『ブーストギアパッケージ』の展示もカッコよくて見どころ沢山でした。
アウトドア好きの方々にもぜひチェックして頂きたいです。

カンファレンス後にはフォトセッションが行われました。SUBARU STIの平岡秦雄社長とチームの辰己英治監督が力強いガッツポーズを下さいました。
カンファレンスでは辰己監督が2024シーズンを以ってご勇退となる旨が発表されました。
後継者も育ち、チームが戦える状態に整ってきた事が決断理由のひとつだと語られました。

辰己監督は直前に行われたTGRブースでのモリゾウさんの発言になぞらえ「引退後には、私も普通のおじさんとしてクルマを楽しめるといいな……」と笑顔で語って下さいました。
本当にお疲れ様でした。まだまだシーズンラストまで全力で駆け抜けて頂きたいです。

 

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