アーバンオフスタイルを表現したEXIZZLE-LINEのジープ・ラングラー

東京国際カスタムカーコンテスト2022　SUV部門
最優秀賞
車両名 DELTAFORCE JL WRANGLER
出展者名 EXIZZLE-LINE

前回の東京オートサロン2020に続き、2大会連続でSUV部門の最優秀賞に輝いた「EXIZZLE-LINE（エクシズルライン）」。近年、日本国内で高い人気を集めている「アーバンオフスタイル」を、最新のジープ・ラングラー・ルビコンで表現。街中でもオフロードでも存在感が際立つフォルムに、実用性の高いアウトドア・アイテムを組み合わせ、新しいアクティブなカーライフを提案しました。

その優れたオフロード走行性能と、伝統を感じさせる独特のフォルムで人気を集めているジープ・ラングラー。なかでも「最高峰」を意味するグレード名が与えられたルビコンは、サスペンションや4WD駆動システムに専用設計のものが与えられるなど、いわば完成されたモデルといえます。

そんなジープ ・ラングラーに、アーバンオフスタイルにおいて圧倒的な支持を集めているホイール、デルタフォース・オーバルをインストール。サイズはラングラー専用に設計された17×8J +40となっています。

立体的なブロックパターンが特徴のタイヤは、MONSTA TYRES RT HYBRID。サイズは前後とも265/70R17が組み合わされました。

さらに外観では、RAHINO-RACK製ルーフラックと、同じくRAHINO-RACK製オーニングを装着。ラックの上には、防水性に優れたウォータープルーフバッグが搭載されています。舗装路もオフロードもスムーズ＆タフネスに走り、休憩したいときにはオーニングを引き出して日陰スペースで一服。そんな愛車との楽しみかたを想像させてくれる１台です。

世界中のカーマニアが熱狂したFortune Modelの最新版

東京国際カスタムカーコンテスト 2022ドレスアップカー部門
最優秀賞
車両名 VFS90R
出展者名 Veilside CO,.LTD

世界中のカーマニアが、日本のスポーツカーに着目する大きなきっかけを作ったVeilside。今年は、トヨタスープラをベースに流麗なワイドボディを纏ったVFS90Rを展示しました。ワイルドさと上質感を兼ね備えたこの純白の車両が、今年のドレスアップカー部門の最優秀賞を獲得。車両コンセプトは、ずばりVeilside Fortune Modelの継承で、映画「ワイルドスピード」シリーズで世界中に多くのファンを生み出した同社伝統のスタイルを、現代の最新車で表現したのです。

同社代表取締役でデザイナーとしても活躍する横幕宏尚さんは、「私達が作るカスタマイズパーツは、ノーマルのデザインと違和感なく融合することが大切だと思っています。今回の最新スープラは、ルーフの形状など独特なラインが特徴的です。そういったデザインを上手く受け継いで、自分達のパーツに昇華し、アグレッシブなスタイルに生まれ変わるように意識しました」と教えてくれました。VFS90Rのエアロは、フロントバンパー、フロントフェンダーパネル、サイドスカート、リアフェンダー、リアスポイラー、ボンネットが変更されており、横幕さんのデザインに対する思いは、フェンダーやスポイラーをはじめ随所に再現されているのです。このVFS90Rが橋渡しとなり、新たな日本のスポーツカーブームが到来する日を楽しみに待ちましょう！

徹底的に軽量化を目指した、話題のタイムアタック仕様

東京国際カスタムカーコンテスト 2022 チューニングカー部門
最優秀賞
車両名 VARIS 神風YARIS
出展者名 VARIS

最新のGR86やFK8シビックタイプRのワイドボディ仕様など、たくさんの車両が展示されていたVARISブース。その中でも、今年の主役としてブースのセンターポジションに堂々と鎮座していたGRヤリスが、今回、チューニングカー部門で最優秀賞に輝いたVARIS 神風 YARISです。この車両は、近年劇的な盛り上がりを見せているタイムアタックへの参加を目的としており、その前後に装着された巨大なウイングが何よりの証拠。実際に筑波2000で叩き出した58秒723というタイムは、ラジアルタイヤによる最速タイムとして記録されています。

「ワイドフェンダーや大きなウイングを装着すると、今までのエアロの製造方法では重たくなってしまい、ノーマルのGRヤリスの軽量というメリットを無駄にしてしまいます。そこで、エアロの製造技術から見直し、今回の製品を完成させることができました。しかも弊社は、一般のお客様が購入できる商品を作ることが大前提。その結果、高額なドライカーボンではなくウェットカーボンでの軽量化を実現したのです」と教えてくれたのは、同社専務取締役の矢萩忠央さん。装着されたカーボンパーツを見れば分かるように、柄が大きい12Kと呼ばれる繊維の密度が高い素材をベースとすることで、軽量化と高剛性を実現。しかも、剛性感に加えて、流麗なデザイン性も両立できる技術を向上させることで、今回のデザインが完成したのです。

代表取締役の矢萩尚宏さんも、「弊社のようなエアロメーカーが、チューニング部門の最優秀部門を獲得できたのがとても嬉しいですね。今回得られた技術を今後の製品開発に活かして、これからもお客様がワクワクするような車両を、ブース中央に展示できるように努力していきます！」と、すでに来年に向けての意気込みを語ってくれました。

世界限定15台に込められたチューナーズブランドとしてのこだわり

東京国際カスタムカーコンテスト 2022　インポートカー部門
最優秀賞
車両名 NOVITEC F8 N-LARGO
出展者名 SPASHAN / NOVITEC

SPASHAN / NOVITECが出展した、フェラーリF8をベースとしたNOVITEC F8 N-LARGOが、今年のインポートカー部門の最優秀賞を受賞しました。同社は2020年でも同じ部門で最優秀賞を獲得し、２回連続での栄誉に輝いたことになります。このNOVITECは、イタリアのプレミアムスポーツカーを数多く手がけるチューナーズブランド。車両本来の基本性能を損なわず、安全にさらなる速さを追求して、外装パーツだけではなくエンジンチューニングも手掛けており、世界中で人気を博しています。

エアロキットは風洞実験施設を使って開発し、TUVの認証を正式に取得。速さを追求するためにワイドタイヤの装着は必須で、そのためにフロントフェンダーを各50mm、リアフェンダーを各60mmと大型化。ウイングも流行のGTスタイルではなく、高速域でのエアロダイナミクスを重視したデザインで、エンジンの放熱性を高めるためにリアウインドウは装着してないのが特徴です。さらに、ホイールも専用設計品。ドイツのアウトバーンやサーキットでの使用時に、340km/hでの超高速域でも安全に速く走ることを目的として造りこまれたのが、このNOVITEC F8 N-LARGOなのです。

「見た目の派手さが無いので、来場してくれたお客さんがどれだけこの車両の内容に気付いてくれるのか心配でした。２年連続でこのような賞をいただき、投票していただいた皆さんに感謝しています！」と、代表取締役の香野大輔氏さんがその喜びを語ってくれました。

アウトドア・カーライフを満喫できる、レクサスLM顔のアルファード

東京国際カーコンテスト2022　ミニバン/ワゴン部門
最優秀賞
車両名 アルファード
出展者名 スズキコンプリート

ジムニーやエブリイといった、スズキ車のリフトアップカスタムを得意とする「スズキコンプリート」が製作した、オフロードイメージのアルファードがミニバン/ワゴン部門最優秀賞に輝きました。

会場を訪れた多くの人から、思わず「これってアルファードですよね？」という驚きの声が上がっていたこのクルマは、2019年式（令和元年式）のアルファードをベースにリフトアップを施し、レクサスが海外市場で販売する高級ミニバン「LM」のフロントマスクを装着した車両。レクサスLMの純正ヘッドライトやフロントグリルを流用し、ABS樹脂製のフロントバンパーも上下をツメて装着。テールレンズもレクサスLM純正を使用しています。

製作したスズキコンプリートの運営会社である、アウトクラスカーズ株式会社・赤地祐昭社長によると「私たちの会社がある徳島県には、剣山スーパー林道という日本一長いオフロードがあります。その道をアルファードで走ったら面白いだろうなと考えて製作しました」とのこと。そのため、ベース車両のアルファードも4WDモデルであることが絶対条件だったそうです。

脚まわりはスプリング交換により35mmのリフトアップとし、オーバーフェンダーやバンパーガードを装備することで、タフなイメージを強調。ボディ表面はキズや汚れがつきにくく、サビの発生も防いでくれるラプターライナー塗装によりペイントされました。レクサスの特徴であるスピンドルグリルも、マット仕上げの結晶塗装で覆われています。

2連×2列で装着されたルーフキャリアには、GIWORKS製ルーフテントを搭載。アルミ製で頑丈なつくりとなっており、キャンプなどではルーフ上での宿泊が可能となっています。そのほか足もとは、デルタフォースOVALホイールとTOYOタイヤ・オープンカントリーの組み合わせ。サイズは前後とも225/65R17となっています。