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TOKYO AUTO SALON NEWS 

1/15 会場レポート Part 3

ARTA、NSXオーナーに向けた5台限定「リガヴェロ」を初公開


「オートバックス」といえば、クルマ好きなら誰でも一度は訪れたことがあるだろう、カー用品の総合デパート。そのオートバックスがサポートするレーシングスポーツブランドが「ARTA」です。

モータースポーツシーンにおいては、SUPER GTのGT500クラスにNSX-GTで、そしてGT300クラスにはNSX GT3で参戦しており、オレンジ×ブラックのカラーリングが思い浮かぶ人も多いでしょう。




そんなARTAは、中ホール5の自社ブースにて新カスタマイズブランド「ARTA MECHANICS(メカニクス)」を発表。第一弾としてNSXをベースとしたカスタムカー「LEGAVELO(リガヴェロ)」を初公開しました。

イタリア語の「Lega(リーガ/合金)」と、「Veloce(ヴェローチェ/速さ)」を融合させた造語である リガヴェロは、NSXをベースとしたカスタムカー。ARTA MECHANICSではエアロや脚まわり、ホイールなどを開発・販売し、現行NSXを所有する日本国内のオーナーに向けて、カスタムパッケージとして5台限定で販売されます。




カスタム内容は非常に多岐に渡っており、外観は前後バンパーやグリル、前後フードそしてフェンダーなど、左右ドアやルーフを除いてすべての部位が交換されているといってもいいくらい。開発コンセプトには『TOUGH&HIGH RESPONSE』を掲げ、タフなイメージの象徴である戦闘機のように装飾的なデザインを排除し、空力と走行性能を追求した形状で仕立てられました。

外装はドアを除いた約50%以上の部分がカーボン素材となり、外観イメージにふさわしいハイレスポンスでリニアな操縦性、走行性能を実現したとのこと。エアロパーツは単品販売は行わず、装着や塗装などすべて日本国内でハンドビルドされるトータルプライスとして2530万円(車両別)と発表されています。

まずは、前述のようにARTAがSUPER GTの両クラスでマシンを走らせるNSXを販売し、今後は第2弾としてトヨタ自動車「GR86」のカスタムカーも予定しているそうです。




その隣では、オートバックスが展開するガレージライフ用製品の自社ブランド「GORDON MILLER(ゴードンミラー)」のブースを出展。愛車のメンテナンス時にあると便利なアイテムばかり、約200以上にもおよぶラインナップを誇り、来場者は各アイテムを実際に手にとって選び、購入することができます。




そのほか西ホール1には、オートバックスグループとしてのブースを出展。東京都江東区の『A PIT AUTOBACS SHINONOME』や、愛知県名古屋市の『スーパーオートバックスNAGOYA BAY』といった人気店舗がチューニングしたトヨタ86やスズキ・スイフトスポーツ、スバル・WRX STIなどのカスタム車両が展示されています。


RALLI ARTブランドの復活と、三菱自動車としてのEVライフの新提案に注目


迫力あるデザインで圧倒的な存在感を醸し出しているマットブラックのSUV。これが、東京オートサロン2022で世界初披露された三菱自動車の注目度ナンバー1、VISION RALLIART CONCEPTです。既存のSUVのイメージに捕らわれない独創的なスタイルは、ぜひ来場してご覧ください。




その一方で、EV戦略にも注力する三菱自動車は、K-EV concept X styleもお披露目しました。軽サイズの電気自動車で、しかも運転支援機能などを搭載。「環境に配慮した安心、安全で快適な新世代の軽EV」として、近い将来に市販化されることが期待されます。




他にも、アウトランダーとエクリプスクロスの2台が、RALLIART Styleとして実車を展示。会場で配布されるRALLIARTのアクセサリーカタログには、RVRとデリカD:5も掲載されており、ブランドとしてのRALLIART復活を実感できること間違いなし。




そして最後は、アンケートに答えて展示車両の人気投票に参加して、オリジナルステッカーを手に入れましょう! 参加者全員にプレゼントされ、今回の話題車、VISION RALLIART CONCEPTのステッカーもあります。来場した人しか得られないこのチャンスをお見逃しなく!




新型Zで早くもドリフト走行が行われる!





ラジオDJでレーシングドライバーでもあるピストン西沢氏プロデュースの「みんなのモーターショー(みんモー)」が今回の東京オートサロン2022でも屋外イベント広場で開催となりました。

今回「みんモー」では4つのプログラムが用意されましたが、その最初のプログラムとなるのが「NEW FAIRLADY Z POWER LIVE」です。ここに登場した新型フェアレディZは、前日、東京オートサロン2022の会場でお披露目となったばかり。今回のオートサロンで注目を集めた一台でもあります。




ここに登場したのが、日産の商品企画本部商品企画部CPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト)である田村宏志さん。フロントの開口部の大きさについてなど、非常にマニアックな解説を展開していました。




そして、田村さんの解説の後に、実際にピストン西沢さんが新型Zに乗り込んで走行を披露。シャシー性能の良さなどを実際に走行しながら解説をしてくれました。







シビック・タイプRプロトタイプはオートサロンだけの特別展示





東京オートサロン2022におけるホンダ・ブースは、ブース全体を3つの世界観で表現。スポーツ、エコ(e:HEV)、そしてアウトドアというテーマに合わせ、新型車やカスタム車両が展示されています。

なかでも注目は、やはり新型シビック・タイプRのプロトタイプモデル。2022年中にも正式発表が予定されている新型タイプRは、まさに開発の最終段階。会場内では、鈴鹿サーキットにおける走行テストの映像も放映されるなど、最後の最後まで「タイプRらしさ」に拘り続ける開発陣の想いを感じさせる展示となっています。

車両の詳細についてはまだ発表されてはいませんが、すでに発売されているシビックと比較しても、ワイド化されたボディの迫力は満点! 専用デザインの前後バンパーのほか、大きく盛り上がったオーバーフェンダー、そして大型リアウィングなどを装備します。マフラーはセンター3本出しというレイアウトに変更はありませんが、従来のタイプRとはテールエンド形状が変更されており、そのサウンドにもどのような変化があるのか、注目です。

そして展示車両は、開発車両ならではのカモフラージュ柄を纏っていますが、こちらはよく見ると歴代タイプRのサイドシルエットや歴代タイプRのロゴを組み合わせたもの。従来のFK8型タイプRに続き、この新型シビック・タイプRでも開発責任者(LPL)を務める柿沼秀樹氏自身のアイディアだそうで、『歴代タイプRの開発者や、ファンの想いをすべて受け継いだモデルにする』というコンセプトなのだとか。詳細の発表が待ちきれない1台です。




エコ(e:HEV)エリアの中央、お立ち台のようなステージに展示されるのは、2022年春に正式発表が予定されている新型ステップワゴンSPADAのカスタムモデル。ベース車両はe:HEV(ハイブリッド)のパワーユニットを搭載するSPADAで、専用の脚まわりによるローダウンのほか、18インチの専用ホイールを装着。遠くからは2トーンカラーのように見えるルーフは、じつはラッピングによる表現。グロスブラックのルーフは、ピラーのところでグラデーション処理されてボディカラーに馴染むという凝った処理がなされています。




ブースの左側に位置するのが、アウトドア志向なカスタムエリア。フィット e:HEV CROSSTAR カスタムは、オンライン開催となった東京オートサロン2021で公開された車両をさらにブラッシュアップ。「アーバンなアウトドア」をコンセプトに、フロントまわりのデザインを変更したほか、サンドベージュ系のボディカラーに全塗装。オフロードタイヤやルーフキャリアを装着し、アウトドア・カーライフという新しい提案を行っていくスタディモデルだそうです。




ハイパフォーマンスなADVANに触れる絶好のチャンス





横浜ゴムブースの中央に鎮座するタイヤは、2020年12月に発表されたばかりのADVAN NEOVA AD09です。ストリートユーザーをメインターゲットとし、走りやカスタムチューニングを楽しむストリートユーザーがメインターゲット。その性能や特徴を表現したプロモーションムービーを、ブース内の大スクリーンで楽しめます。




車両展示で注目されているのは、ADVANカラーを纏ったワイドボディのGR86。こちらはエンジンも載せ替えしチューニング済み。今後はプロモーションの一環として、実際にドリフト走行に活用されるそうなので、その時が来るのをお楽しみに!




他にも、2021年のフォーミュラドリフトシリーズに参戦していたCUSCO RACING DRIFT 86。3月より世界中で販売されるプレミアムカー用最新タイヤ、ADVAN Sport V107を装着したBMW M4やPorsche 911 CARRERAといった車両が目立っていました。




その一方で、パフォーマンス系とは対極にいる軽トラック、軽バン用タイヤ、GEOLANDAR X-ATをこの東京オートサロン2022で発表しています。こちらはカスタマイズ性と実用性を両立した製品。このようにオールジャンルのユーザーを満足させてくれる商品展示を、横浜ゴムでは楽しめます。