1/14 会場レポート Part 2
日産が新型フェアレディZをお披露目。価格は696万6300円です!
日産自動車のブースでは、新型フェアレディZが展示されています。これまでプロトタイプや北米仕様はお披露目されてきましたが、量産仕様の日本仕様は東京オートサロンが正真正銘の初公開です。
黄色いモデルはデビュー特別仕様車の「プロトスペック」で、青いボディは「バージョンST」。プロトスペックについては、メーカー希望小売価格が696万6630円になることも合わせて発表されました。
なおボディサイズは、全長4380mm・全幅1845mm・全高1315mmで、ホイールベース2550mm。3.0L V6ツインターボの最高出力は、405kW(298馬力)、最大トルクは475Nmと発表されています。
世界中のZファンのために作られたという新型フェアレディZ。その開発に関わってきた日産の人たちは、「東京オートサロンという場において、日本のファンの皆様に見ていただけることはとても嬉しい。感無量です」と話していました。
さらに東京オートサロンに合わせて、」新型フェアレディZにオーバーフェンダーなどを装着したカスタマイズ仕様も出展しています。
日産ブースの主役は、間違いなく新型フェアレディZです。
目指すは次世代の自動車メーカー! KG MOTORSの挑戦
北ホール10にあるKG MOTORS(ケージーモーターズ)のブースでは、「T-BOX」と名付けられたオリジナルカーを展示中。マットブラックの車体と、前後リジッドアクスルを採用したアクティブなスタイルは迫力満点! 多くの注目を集めています。
ところでKG MOTORSってどこの自動車メーカー?と思った人もいるかもしれません。じつは「くっすんガレージ」の名称でクルマやバイク、ガレージライフの楽しさを発信しているYoutuberの皆さん。2020年4月より超小型EVの開発・設計を開始し、2021年11月には『YouTuberから自動車メーカーを目指す!』と宣言。このT-BOXの製作がスタートしました。
これまでもオリジナルのガレージアイテムやホイールなどを製作・販売しているKG MOTORSですが、完全オリジナルの自動車作りはもちろん初めて。T-BOXは強靭なラダーフレームに、前後それぞれにモーターを組み合わせた超小型EV。脚まわりは前後リジットアクスルを採用し、本格的なオフロード性能を持つ構造としています。
どことなくレトロ感を漂わせるボディも完全オリジナルで、素材にはFRPを採用して軽量さも追求。インパネには大型タブレットを備えるなど、レトロとモダンの融合という点でも興味深いプロジェクトです。これまでの製作過程はYouTubeにて公開されており、シリーズ総再生回数は東京オートサロン2022の開幕前の時点で約125万回。今後さらなる注目を集めることは間違いなさそうです。
現在、このT-BOXの航続可能距離は約150km。近距離使用を前提としたスモールモビリティとして、「T-BOX」の量産化および市販化を目指しているとのこと。『EV化する自動車業界を面白く、脱炭素をポジティブにしたい』というKG MOTORSに注目です!
ロータスの内燃機関の歴史を締めくくるエミーラがここにある
英国ロータスカーズの正規輸入総代理店を務めるエルシーアイ株式会社は、革新的なテクノロジーとインフォテインメントシステムを搭載する、エミーラV6ファーストエディションをお披露目しました。3.5リッターV型6気筒エンジンで、最高出力405馬力を稼ぎ出す最新プレミアムスポーツは、2021年の正式発表と共に世界中で注目を集めました。その結果、エルシーアイ株式会社代表取締役の高橋一穂さんによると「内燃機関の最高峰として、ロータス史上最も完成度が高いエミーラは、すでに年内の受注を締め切りました」とのこと。
しかも、生産開始は今春となり現存車輌が非常に少ないため、海外イベントでの展示に向けて、オートサロン展示終了後はすぐに海を渡ります。日本での車両本体価格が、1353万円(税込)となる発売前のエミーラV6ファーストエディションの雄姿。この姿を生で見る貴重な機会をお見逃しなく。
ゲストの中尾明慶さんと共に、新型ノア/ヴォクシー用モデリスタお披露目
株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントのブースでは、車大好き芸能人として大人気の中尾明慶さんが、ゲストとして登場しました。中尾さんは、トヨタ・ランドクルーザーを所有していたころからモデリスタ製品を愛用していたそうで、ご家族が増えてからはファミリーカーとしてトヨタ・アルファードを所有していたことを公表するなど、トヨタ&モデリスタ愛が溢れるトークで盛り上がりました。
今回発表されたカスタマイズパーツは、新型ノア/ヴォクシー用となるモデリスタブランドで、全国のトヨタ車両販売店で発売も開始。中尾さんも「グリルの上質感やシャープさがかっこいいですね! 高級感と一体感が増しているのに、やり過ぎていないバランス感が素敵です!」と大絶賛。このブランドのデザイナーを担当した古長さん、元山さんによると、新型ノアは“Brand new Elegance”、新型ヴォクシーは“Sharp×VALOUR”をデザインコンセプトとし、完成させたそうです。足回りもノーマルより1インチアップとなる、18インチアルミホイール&タイヤセット MODELLISTA WingDancer X VIIが登場。こだわり溢れるカスタマイズアイテムを現地でお楽しみください。
スバルが2台の電動コンセプトモデルを初公開
スバルのモータースポーツ統括するSTI(スバルテクニカインターナショナル)は、2022年に水素エンジンを使ったマシンでスーパー耐久に参戦することを発表しています。
そうしたカーボンニュートラルな時代に向けて、STIが2台のコンセプトカーを東京オートサロンでお披露目しました。
純レーシングマシンといったルックスのSTI E-RA CONCEPTは、最大1000馬力というスーパーEV。モータースポーツの世界で新しい技術の経験と修練を積むことを目的としたコンセプトカーです。
もう一台のSOLTERRA STI CONCEPTは、より身近なSTIの提案です。ご存知のように「SOLTERRA(ソルテラ)」はスバルがグローバルに展開する初めての電気自動車。そこにSTIのイメージカラーであるチェリーレッドのアンダースポイラーやルーフエンドスポイラーなどを加えることで電動化時代になってもスバルらしいスポーティな走りのは健在であることを示しています。
そのほかWRX S4、レヴォーグにSTIパーツを装着した参考出品車、BRZのカスタマイズ車両、2021年にチャンピオンに輝いたBRZ GT300もブースでは間近に見ることができますよ。
ブリッドから上質なシートが一挙に登場。シミュレーター専用モデルも新開発
国産スポーツシートの人気ブランド「BRIDE(ブリッド)」が2022年の新製品発表を行ないました。
注目はブリッドの高級ブランドである「edird」のラインナップに、既存のブリッド・ブランドで支持されているスポーツシートをベースとしたバリエーションを追加することです。
フルバケットタイプ、リクライニング対応タイプをベースに、プロテインレザーとウルトラスエードの表皮としたedirbの新ラインナップは、高級感とスポーツ性を高次元で両立しています。
さらに、このところユーザーが増えているドライビングシミュレーター専用のスポーツシート「TRYS(トライズ)」も発表しました。シミュレーターの世界に没頭できるよう頭の周りを覆う一方で、サイトサポートは最小限とすることで乗り降りのしやすさにも配慮した設計となっています。
そのほかブリッド・ブランドのチャイルドシートやジュニアシート、ハンドルカバーといった新製品も東京オートサロンで発表。
世界的にシートへの需要が高まる中で勢いを増すブリッドのラインナップに注目です。