TOKYO AUTO SALON 2020のキービジュアルは!?

キービジュアル

TOKYO AUTO SALON 2020のキービジュアル(上)は、画家で絵師の石川真澄さんの手 によるオリジナル作品です。日本の新しいカスタムの象徴となるような和テイストのビ ジュアルに仕上げていただきました。このビジュアルを用いて、雑誌等の広告、ポスターなどでPRを展開しています。

作品の意図 兜を用いたのは、日本で行うイベントであるためで、昔の移動手段=馬に乗る武者の「象徴」として引用しました。さらに兜の装飾として現代の車のパーツを使用することで、イベントの特性や再構築 (パーツで自分らしさを演出)、今昔感を落とし込み、新たに別のものに作り変えていく意味合いを示 唆しています。また、髑髏(どくろ)は「入れ物」としての引用であり、ヒトとも言えます。命の大切さを 連想させる縁起の良い物でもあり、人生の意味深さを想起させるために使用しました。そこに絡む蛇は「再生」を意味します。カスタム的意味を添え、そこに新たに宿る(再生)という意味も含んでいます。

石川真澄

石川真澄(画家・絵師) Masumi Ishikawa

1978年東京生まれ。2000年に六代目歌川豊国に師事。まもなく六代目が他界したため、独学で浮世絵を学び、個展やグループ展を中 心に活動。2007年に写楽を題材にした映画『宮城野』劇中に使用する浮世絵制作を担当。2015年ロックバンド『KISS』とのコラボレーシ ョン「KISS 浮世絵/接吻四人衆」発表。同年映画『STAR WARS』浮世絵「星間大戦絵巻」発表と続き話題に。2016年には尾上松也自主公 演『挑む』、大阪駅前の『GRAND FRONT OSAKA』3周年キービジュアル、ヘビーメタルバンド『IRON MAIDEN』とのコラボレーション浮世 絵、ドラマ『石川五衛門』(市川海老蔵主演/TXN系列)のメインビジュアルを担当するなど活動も盛んに。国立西洋美術館で開催された『北斎とジャポニスム』では葛飾北斎とのコラボレーションも果たし、漫画『COBRA』ではメインキャラクターを浮世絵として描き下ろすなど、現在の活動は多岐に渡っており、新たな浮世絵表現の画家、絵師として各界から注目されている。近作は『DAVID BOWIE』浮世絵(ロンドンの大英博物館に所蔵)、『New Era Masumi Ishikawa』コラボレーション他多数。今昔ラボ主宰。

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