1/12 会場レポート Part 3

キャンプしながらアメリカ横断できるハイラックス

2020/01/12

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東京国際カスタムカーコンテスト2020 SUV部門
最優秀賞
車両名 Duraturn w/hazard HiluX
出展者名 Exizzle-line

アメリカでブームになっている“オーバーランダースタイル”をコンセプトにカスタムが施されたハイラックスで2度目の最優秀賞を射止めた Exizzle-line 。オーバーランダースタイルとはキャンピングカーをさらに進化させ、居住性に加え走行性能の方も追及されたクルマを指すそうです。マッドタイヤが装着されており、確かにどんな悪路でも快適に走れそうです。進地祐司社長と開発に協力したhazardの大林吉光社長は“キャンプしながらアメリカ横断”をイメージしたということでした。

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進地社長によれば「機能性+カッコよさが評価されたのでは」。キャンプを趣味にする人が最近増えているようですが、そんな人がこのクルマを見れば確かに、今までとは違った新感覚のキャンプが楽しめそうでワクワクしてくる気持ちは理解できます。

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ブレーキやサスペンションのアップデートで旧車オーナーに朗報

2020/01/12

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近年になってヒストリックカー、いわゆる旧車の人気はますます高まってきました。ただし、これを日常生活の中で使用するとなると、幾つかの課題が出てきます。エンジンももちろんですが、ブレーキやサスペンションなど、安全に走行を続けるための機能に問題が出てくるケースも少なくないのです。そんな悩みのお答えしてくれるのが、ブレーキやサスペンションのスペシャリストとして知られるエンドレス(西3)です。東京オートサロンでは毎回のようにヒストリックカーが展示されているのはファンにはお馴染みとなっていますが、今回はFIATのNUOVA500や日野ルノー4CV、そしてフェアレディ1500と初代シルビアが並べられていますが、実はこれ、同社製のブレーキやサスペンションを組み込んで日常使用に耐えるようアップデートされているクルマたちなのです。アップデートのキット(パーツ)が用意されていないモデルに関しても個別に相談にも乗ってもらえるとのこと。旧車オーナーには朗報です。

“スポーティ”を突き詰めたミニバン

2020/01/12

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東京国際カーコンテスト2020 ミニバン/ワゴン部門
最優秀賞
車両名 クリスタルアイ 30後期アルファード
出展者名 CRYSTALEYE & BODYSHOPKIKUTA

カスタムテールランプのクリスタルアイが展示したアルファードが、ミニバン/ワゴン部門最優秀賞に輝きました。関連会社のボディショップKIKUTAが菊田修社長のアイデアを具現化し、テールランプなどをクリスタルアイがデザインしたコラボレーション作。菊田社長によれば「ミニバンワゴンとスポーツを重ねる人はあまりいないと思いますが、スポーツ方向に振ってみるとまた違ったミニバンの魅力が見えてくるはず」。いかにミニバンをスポーティでカッコよくできるか、という同社のチャレンジはこの受賞によって成功だといえるでしょう。

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特にこだわった点がオーバーフェンダーのデザインと、テールランプが反射して大きく見えるようダックテールをつけたことだそうです。確かにかつてないスポーティなミニバンに仕上がっており、菊田社長の狙い通り、違ったミニバンの楽しみ方が見えてきます。

ボディショップKIKUTAとしては以前セダンで受賞経験があるものの、クリスタルアイとしては今回が初めての最優秀賞。「憧れが現実となるその瞬間」が同社のキャッチコピーということで、来年も多くの人の憧れを具現化させたカスタムカーの展示に期待しています!

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カリフォルニアで人気の高いSAをIMSA-GTO仕様で蘇らせて最優秀賞を獲得

2020/01/12

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東京国際カスタムカーコンテスト 2020 チューニングカー部門
最優秀賞
車両名 RE雨宮 ストリート-7 IMSA仕様
出展者名 RE雨宮

チューニングカー部門の最優秀賞は、RE雨宮(西ホール1)の「RE雨宮 ストリート-7 IMSA仕様」が獲得しました。2012年には「雨宮 NA Super-7」で東京国際カスタムカーコンテストのグランプリを獲得。2015年からチューニングカー部門で連続入賞中というRE雨宮は、RX-7&ロータリーエンジンのチューニングでは高い評価を確立している老舗チューナーで、東京国際カスタムカーコンテストでの最優秀賞は昨年の「SONKIMLAND WEST FIELD」に続いて2年連続となっています。

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今回受賞したRE雨宮 ストリート-7 IMSA仕様は、まだサバンナRX-7と呼ばれていた初代モデル(SA22C)がベースとなっています。このベースモデルを選んだ理由について、RE雨宮の雨宮勇美代表は「去年、カリフォルニアのセブンストック(ロータリー・エンジン[RE]車によるファンイベント)に行ったらSA(22C)がいっぱい集まって来ていたんですよ。未だに人気が高いんだなぁ、と思ってね」と話し始めました。そして「EXILEのポスターにもSAが使われていて、じゃあ今度のオートサロンにはSAを創ろうか、と言うことになった。それもIMSAのGTO仕様でね」と続けてくれました。

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IMSAと言うのは北米で行われるレースシリーズで、市販車改造の大排気量クラスがGTO。ここで初代RX-7が大活躍したのはREファンにはお馴染みの神話ですが、時代が古いだけにパーツも経年変化して痛んだものが多いようです。実際に「サイドステップは型から起こす必要があった(雨宮代表)」ようですが、完成してみると何ら違和感なく装着されていました。搭載しているエンジンは2ローターの13Bでサイドポート式のウェーバー・キャブ仕様。いたずらにパワーを追求するのではなく、ストリートでの使い易さを優先した結果でしょうか? こう問いかけたら雨宮代表は「ウチはストリートを大切にしているからね」と笑顔が返ってきました。

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ナチュラルなスタイルに仕上げたBLITZ GR SUPRAがドレスアップカー部門の最優秀賞を獲得

2020/01/12

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東京国際カスタムカーコンテスト 2020 ドレスアップカー部門
最優秀賞
車両名 BLITZ GR SUPRA
出展者名 BLITZ

今回の東京国際カスタムカーコンテスト 2020で、ドレスアップカー部門の最優秀賞は、BLITZ(西ホール1)の「BLITZ GR SUPRA」が獲得しました。開発を担当した企画部エキスパートの小林徹さんは「トヨタから新しいスポーツカーが出ることになって、パーツを開発することはすぐに決定したのですが(開発車に使うGRスープラの)納車が10月になったので、そこからの作業は大変でした」と苦笑していました。

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昨年のSEMAショーには、早くもGRスープラのパーツやコンプリートカーが数多く出展されたようですが、小林さんによると「どのクルマ、どのパーツを見ても、ちょっとコンセプトが激しすぎました」とのこと。これまで数多くのチューニングパーツを開発し、コンプリートカーを製作してきたBLITZだけに「やはりストリートに拘りがありました。だから車検対応はもちろんですが、ナチュラルなクルマ、ナチュラルなスタイルに仕上げたかったんです」と小林さん。リアのウィングが、多くのライバルに見られるような大袈裟なものではなく、控え目にまとめられていることからも、その想いは充分に伝わってきます。前後のフェンダーも、フロントで片側30mm、リアで片側50mmと、やはりライバルに比べて控え目な数値となっています。またマフラーに関してはノーマルのまま、テールパイプのみを交換するタイプとなっています。これも「簡単に車検対応するため(小林さん)」という理由からのようです。

「エアロをもう少しブラッシュアップして年内には販売にこぎつけたいと思っています」という小林さんですが「でもこれでBLITZのスープラが完成した、開発が終わったという訳じゃありません」とも。それは様々なニーズがあることが分かっているからで、一口にGRスープラと言っても、ハイエンドのモデルからベーシックなモデルまで、(ユーザー/お客さんが)ベースにするモデルは様々。そしてBLITZが用意するメニューも、エアロだけでなくエンジンからサスペンションまで多岐にわたるから。実際にオリジナルの車高調整式サスペンションやカーボン製のエアクリーナーなども用意されているようです。さらに『電脳集団』と称されるBLITZだけに電子制御関連の機能パーツにも期待が高まっているようです。

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