今年の東京国際カスタムカーコンテストグランプリは、例年通り、来場者投票が行われ、ドレスアップ・スポーツカー部門の最優秀賞に選ばれた、風間オートサービスのGR86カーボンスペック/ドリフトが、グラプリを獲得。風間社長に単独インタビューを行った。

来場者によるウェブ投票でグランプリを獲得!

東京オートサロンにて毎年開催される「東京国際カスタムカーコンテスト」。コンセプトカー、チューニングカー、ドレスアップ・スポーツカー、ドレスアップ・セダン、ドレスアップ・ミニバン/ワゴン、ドレスアップ・SUV、ドレスアップ・コンパクトカー、インポートカーの8部門にて、それぞれ最優秀賞が1台と優秀賞が2台、合計 24 台の車両が選出された。

さらにその後、東京オートサロン公式webサイトにて最優秀賞8台による投票が行われ、最多得票のグランプリに選ばれたのが、風間オートサービス“GR86カーボンスペック/ドリフト”である。

業界を盛り上げるべく86&BRZのワンメイクイベントを主催するなど、仕掛け人として多彩な取り組みを続ける風間さん。そんな彼の新たな一手が、世界初となるGR86のフルカーボン化だったのだ。

素材はウェットカーボンとドライカーボンの良い所取りといえるインフュージョン成形を採用。ワイド化を施しつつ、GR86本来のカッコ良さを崩さないデザインに仕上げられている。なお、これらのエクステリアパーツは市販前提で設計されており、エンドユーザー向けのFRPバージョンも開発が予定されているそう。

今後フォーミュラD参戦も視野入れたマシンとして製作されているため、機関系のメイキングも抜かりない。エンジンは東名パワードのキットを用いて3.6L化された2JZ-GTEを搭載。タービンはギャレットのラインナップで最大級となるG40を合わせ、ブースト2.0キロ時に1000psをマークする。

「いろいろな方々の協力でグランプリを頂けたので、賞金の100万円は関係者全員との温泉旅行に使わせていただきます!投票いただいた皆さん本当にありがとうございました!」と語る風間さん。

なおドリフト用に製作されたマシンではあるものの、ゆくゆくはこのマシンでタイムアタックにも挑戦したいとのこと。今後の展望も含め、注目度満点のGR86が誕生したわけだ。