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eモータースポーツの頂上決戦! JEGT 2024最終戦を制したSengoku Gamingが3連覇を達成!
東京オートサロン(TAS)を最終戦の舞台としている、国内最大級のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2024」の頂上決戦が、TAS 2025の最終日に開催され、ディフェンディングチャンピオンの「Sengoku Gaming」が3連覇を達成した。

これまでTASの会場で行われたどのeスポーツコンテンツよりも観客が多く集まった、JEGTの最終戦。会場は立ち見が出るほどの超満員で、異様な熱気に包まれていた。シリーズ最終戦に参加する10チームのメンバーが会場に登場すると、そのボルテージはマックスに。そんな盛大な雰囲気のなか、まずは予選がスタートした。

各チームの代表1名が1周だけアタックが許される、スーパーラップ方式の予選。ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われた予選を制したのは、「EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川」だった。ポールポジションのGRスープラに続くのは、 総合ランキング首位のSengoku Gaming。3位には、逆転の王座を狙う総合2位の「KANTO MOTOR SCHOOL SCARZ」が着けた。


完全ドライの予選とは対照的に、決勝は雨模様の設定。タイヤ選択が鍵を握るレース展開となった。15周のセミ耐久方式となる決勝レースは、スタートから激しい首位争いが繰り広げられる。EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川は、後続からの猛追を受けながらも首位をキープ。ドライバー交代が必須とされているピットインまで快走を見せてくれた。

しかし、1回目のピットインと同時にスパ・フランコルシャンには雨が落ち始めた。各車ピットインのタイミングでウェットタイヤを選択。そこから路面は完全なウェットコンディションになり、各チームは滑りやすい路面に苦戦する。

そんななか、総合首位のSengoku Gamingが、トップを走るEVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川をオーバーテイク。路面状況は刻々と代わり雨足が徐々に弱くなるタイミングで、2回目のピットインを敢行しインターミディエイトに履き替えた。このSengoku Gamingのピットインのタイミングで、2位にはKANTO MOTOR SCHOOL SCARZが追い上げてきた。年間王者を争う2チームが、レースの優勝争いをすることになった。

ここでKANTO MOTOR SCHOOL SCARZは、ピットインのタイミングを1周ずらす作戦に変更。路面が乾いてきていたタイミングだったため、ドライのソフトを選択したKANTO MOTOR SCHOOL SCARZのポルシェが、Sengoku Gamingの猛追を開始する。

しかし残り周回は、Sengoku Gamingのリードを崩すまでには至らなかった。KANTO MOTOR SCHOOL SCARZの猛追はわずかに及ばず、レースはSengoku Gamingがトップチェッカー。シリーズ3連覇を見事に達成した。

来シーズンもSengoku Gamingの快進撃は続くのか。それとも、最速チームの牙城を崩す新たなチームが出てくるのだろうか。スケジュールが発表されるのを楽しみに待ちたい。