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1/12 会場レポート Part2
高級ミニバンの雰囲気をそのままに、よりオシャレにドレスアップ

東京国際カスタムカーコンテスト 2025ドレスアップ・ミニバン/ワゴン部門
最優秀賞
車両名 T-prduct LEXUS LM
出展者名 AME Wheels(共豊コーポレーション)
「東京国際カスタムカーコンテスト2025」のドレスアップ・ミニバン/ワゴン部門の最優秀賞に輝いたのは、AME Wheels(共豊コーポレーション)が製作した「T-prduct LEXUS LM」です。メインの車両製作はT.productによるもので、レクサス・LMの高級感をさらに向上させる、究極のラグジュアリーな雰囲気が印象的でした。


このレクサス・LMは、T.productのオリジナルエアロとホイールブランドであるAMEの「シャレン」が装着されているのがポイントです。超高級ミニバンであるレクサス・LMをドレスアップするのに、いかにより上品に仕上げるのかが、各ビルダーやメーカーの腕の見せ所。車両を製作したT.product代表の坪井さんのセンスで、高級感とスポーティ感を最高レベルで融合することに成功。それが多くの来場者に伝わった結果が、このドレスアップ・セダン/ミニバン部門での最優秀賞獲得に繋がったのは間違いありません。




装着されているT.productのオリジナルエアロは3点。フロント、サイド、リア各部に装着されており、LMが持つ上質感はそのままに、わずかにスポーティ感を演出。純正バンパーからの繋がりがとても自然で、まるで純正オプションパーツであるかのような上品さが必見です。


ホイールはAMEシャレンLXを選択。この商品は2002年に発売が開始され、当時のドレスアップミニバンやセダン界隈で大人気。惜しまれつつも2007年に生産が中止されており、発売時から換算すると23年ぶりに復活したホイールとなります。当時物をそのまま復刻したのではなく、センターキャップのサイズやディスクの抑揚感などをリデザインし、古き良きポイントを再現しつつ、細部で最新デザインでアップデート。当時は15~20インチのラインナップでしたが、今回は20~21インチという大径から発売されるそうです。今後はユーザーからより情報を集め、カラーバリエーションや他サイズの展開も検討中とのことでした。

サスペンションはACCエアサスキットを装着。7人フル乗車時での乗り心地も追求しており、ドレスアップだけではなく、実用性も兼ね備えた優れもの。この車両のルックスと品の良い乗り心地を両立させたレクサス・LMこそが、ドレスアップミニバンの最高峰となるのでしょう。
東京オートサロン2025での人気コスチュームはどれだ?

「輝け!第3回 東京オートサロン コスチュームアワード」の表彰式が1月12日(日)に行われ、の3チームが優秀賞を受賞しました。

この「東京オートサロン コスチュームアワード」は、数多くの展示車両とともに東京オートサロンを盛り上げていただいているコンパニオンの皆さんが身に纏っているコスチュームの中から、デザインや人気度などを考慮したうえで実行委員会が「優秀賞」を選定するものです。





およそ400社の出展があった今回の「東京オートサロン2025」では、BMW ATTENDANT(BMW Japan/東7ホール)、スフィアガール(SPHERELIGHT/中4ホール)、C-WEST GIRLS /GTNET GIRLS(C-WEST/西3ホール)の3組が優秀賞に選ばれ、トロフィーが授与されました。
GRヤリスのミッドシップ化は、モリゾウ氏のアイディアから始まった!?

東京国際カスタムカーコンテスト 2025 コンセプトカー部門
最優秀賞
車両名 GRヤリス Mコンセプト
出展者名 TOYOTA GAZOO Racing / ランクルBASE
東京オートサロン 2025 の最終日に発表された、「東京国際カスタムカーコンテスト2024」。ドレスアップ・スポーツカー部門の最優秀賞に輝いたのは、TOYOTA GAZOO Racing / ランクルBASEが制作した「GRヤリス Mコンセプト」でした!

初日1月10日に開催されたプレスカンファレンスにおいて、世界初公開された「GRヤリスMコンセプト」は、車名のとおりGRヤリスをベースに製作されたコンセプトモデル。ノーマルではフロントに置かれるエンジンをリアミッドに搭載し、後輪だけでなく前輪へも駆動力を配分する4WDモデル。車名に記された「M」は、コンセプトの発案者であるモリゾウ氏のイニシャルなんだそうです。

リアミッドシップへと改造したのも驚きですが、エンジンもGRヤリスが搭載する1.6リッター3気筒ターボから、新規開発中の「G20E型」2リッター4気筒ターボを搭載。このG20型は公道用で400ps以上、レース仕様では600ps以上を実現しているとのこと。

トヨタでは、過去にMR2やMR-Sといったミッドシップ後輪駆動のスポーツモデルを市販した実績がある。しかしミッドシップ4WDとなると、初代MR2をベースにグループBを想定して開発された「222D」があったのみ。そのため、このGRヤリスMコンセプトを見た来場者からは「ぜひ市販車両を!」「ラリーで走る姿が見たい」と大反響だったそうです。

「このクルマの開発は、モリゾウさんとの会話から始まったんです」
GRヤリスMコンセプトの開発主査を務める、トヨタ自動車 GRカンパニーGR統括部の齋藤尚彦チーフエンジニアはそう話してくれました。1.6リッター3気筒ターボに代わり、2.0リッター4気筒ターボを搭載することになったのも、モリゾウ氏との会話がヒントになっているとか。

「今回はコンセプトカー部門の最優秀賞をいただき、本当に嬉しく思っています。我々にとってもミッドシップ車両の開発は久しぶりで苦労の連続ではありますが、開発中の車両をご覧いただき、非常に多くの応援の声をいただきました。ようやく車両が完成したばかりですが、すでに実走テストは開始しており、2025年のスーパー耐久シリーズにも参戦を予定しています。モータースポーツという厳しい世界で鍛え上げ、もっともっと”良いクルマ作り”に活かしていきたいと思っています。どうぞご期待ください」
そして齋藤尚彦チーフエンジニアとともに、開発ドライバーを務めている佐々木雅弘選手、大嶋和也選手、石浦宏明選手も合流し、コンセプトカー部門の最優秀賞をお祝い。ブースを訪れたファンからは大きな拍手が起こり、開発メンバーも「今後も良いクルマ作りをがんばります!」と力強い言葉で応えていました。
純正を基調とするさりげなさと大迫力のウェルバランス。250系ランクルのチューニングシーンをリードする1台

東京国際カスタムカーコンテスト 2025 ドレスアップ・SUV部門
最優秀賞
車両名 MUDRON GT-X LC250
出展者名 AIMGAIN
東京オートサロン 2025 の最終日に発表された、「東京国際カスタムカーコンテスト2025」。ドレスアップ・SUV部門の最優秀賞に輝いたのは、AIMGAINがランドクルーザー250をベースにモディファイした「MUDRON GT-X LC250」でした!

国内外のさまざまな車種に向けて、ハイセンスなエアロキットをはじめサスペンションやマフラー、ホイールなど、幅広くチューニングパーツを開発・販売している「エイムゲイン」。そのエイムゲインが新たに立ち上げた、SUVや4WD車をメインとするブランドが「MUDRON(マッドロン)」です。

MUD(泥)とDRON(泥=どろ)と、英語と日本語を組み合わせたブランド名は、スタイリッシュさと無骨さをブレンドさせ、さらに遊び心を忘れない製品作りという意思が込められています。エアロパーツもフルバンパータイプとするのではなく、純正のボディにプラスする形状とすることで、まとまり感のある上品なスタイリングとしています。

今回、MUDRONが発表した「GT-X LC250」は、人気の250系ランドクルーザーをベースにエアロキットを装着、さらにエアサスやタイヤ&ホイールを装着したもの。ボディキットは片側7cmのワイド化を実現する前後フェンダーのほか、フロントバンパー、フロントルーフスポイラー・タイプGT、リアゲートスポイラー、ボンネットダクトカバーなどで構成されています。

純正のサイドステップはそのまま使用しつつ、オーバーフェンダーを装着後もリアドアの開閉や車内への乗り降りもスムーズに行えるなど、実用性もバッチリ。この250系ランドクルーザー用エアロキットの開発を担当した、エイムゲイン 企画開発部チーフ 伊藤博志さんに話を伺いました。

「純正のスタイリングを生かして上品さを高めながら、それでいてSUVらしい力強いフォルムを目指しました。エアロパーツはすべてFRP素材を使用していますが、我々が長年にわたってFRP製パーツの開発を行ってきたからこそ可能になったデザインや製品精度にも注目していただけたらと思います」

前述のように、このランドクルーザー用エアロキットはすべて純正ボディの上にかぶせて装着する形となっています。大きく前方へ延長されるフロントバンパーは、フェンダー部分までが一体式。オーバーフェンダー部はあえて半ツヤブラックで塗り分け塗装とすることで、本格SUVらしさを高めています。

脚まわりは、BOLD WORLD製エアサスペンションを装着。ホイールはエイムゲイン製GTM-Xで、前後とも22×11.0Jという大迫力サイズ。タイヤはYOKOHAMA GEOLANDAR M/Tの33×12.5R22サイズが組み合わされています。