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クルマ好きにリアルとバーチャルの区別はない!? ダイワグループによるeモータースポーツ大会は今年も大盛り上がり!

チューニング&カスタムカーの祭典としてはじまった「東京オートサロン」だが、近年ますます盛り上がりを見せているのがeスポーツ、つまりバーチャル世界でのモータースポーツである。とくに世界中にファンの多い「グランツーリスモ」を使用した大会は、各所で開催され大盛り上がりとなっている。

東京オートサロン2025でも、最新の「グランツーリスモ7」を使用した大会が2日間ともに開催されるが、1月11日(土)13時より「e-DGMS by グランツーリスモ@東京オートサロン2025 テクニカルカレッジGP/e-DGMS GP」が開催された。

e-DGMS(e-DG motorsports)とは、グループ6社/31拠点を持つ自動車ディーラーのホールディングカンパニー、ダイワグループが2020年10月から開催しているeモータースポーツ大会。2024年12月にオンラインによる予選大会が行われ、勝ち上がった選手たちによる決勝大会が東京オートサロンの会期中に開催される。

このe-DGMSの興味深いところは、Technical College GPとe-DGMS GPというふたつのカテゴリーで争われるところ。前者のTechnical College GPは、主催者に指定された全国10校の自動車大学校や専門学校の在校生のみ。自動車業界の未来を担う、次世代のエンジニアやメカニックに「モータースポーツの楽しさを感じてもらう」ことを目的としている。いっぽうのe-DGMS GP は、過去にe-DGMSへ参加経験のある選手が参戦可能となる。

今回、開催された決勝レースは、ラウンド1が「テクニカルGPセレクションクラス」で、全国の各指定校から上位1名ずつ10名が参戦。続くラウンド2は、「テクニカルGPチャレンジクラス&e-DGMS GP」の併催となり、ラウンド1には出場していない各指定校の上位選手5名と、e-DGMS GP参戦経験のある選手たちのガチンコレースとなった。

決勝レースの舞台は富士スピードウェイで、周回数は8周。車両はBMW M2コンペティション18’に統一されるほか、各種レギュレーションは厳しく定められている。決勝レースの模様はYoutubeでも配信され、レースアナウンサーによる実況のほか、eモータースポーツとリアルレースの両方でドライバーとして活躍する岡田衛選手、プロeスポーツプレイヤーのTaKuAn選手が解説を担当した。

決勝レースに参加する選手がステージ上にて紹介されたあと、ダイワグループマーケティング部ディレクター、小川秀一氏による開会宣言を経て、選手たちはシートへ移動して決勝レースがスタートした。ラウンド1、ラウンド2とも予選を勝ち抜いた選手たちらしく、激しいレースが展開され、それぞれの選手を応援すべく会場へ足を運んだ観客からも多くの拍手が送られた。

日本国内だけでなく、世界中から多くの人が訪れるほど「クルマ」には人の心を動かすパワーがある。そんなクルマ好きを育てるのが東京オートサロンの意義でもあるわけで、実車とバーチャルという両面から、クルマ業界の未来を担う次世代の若者を育んでいくことは、非常に有意義であるとともに、まだまだ無限の可能性を感じるイベントとなった。