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1/11 会場レポート Part2

DUNLOPは路面を選ばない! ドライ/ウェット/スノーの三刀流を実現した最新オールシーズンタイヤを展示

「DUNLOP(ダンロップ)」ブランドのタイヤを製造・販売する住友ゴム工業。今回のDUNLOPブースにおけるテーマは「Exploring Every Route」というもの。「DUNLOPタイヤであらゆる道を走破する」という世界観を表すべく、山道や星空トンネル、全天候路面、雪道、ブリッジといった5つのシチュエーションを再現した展示となっています。

ブースの入り口近くに設営された、山道やキャンプ場をイメージさせるゾーンでは参考出品の新型タイヤ「GRANDTREK(グラントレック)R/T01」を装着した三菱・トライトンのオーバーランド仕様が展示されています。

車両には、悪路走破性を高めるべくフロントにリフトアップコイル、リアはブロックとエアバッグを装着。荷台部分にはキャンパーシェルを組み合わせています。ホイールはMKW製M205 USスペックの17インチで、前後とも285/70R17サイズのGRANDTREK R/T01が装着されています。

ブース中央部分は全天候路面の展示となっており、アウディTT RSクーペには次世代オールシーズンタイヤ「SYNCHRO WEATHER」が組み合わされています。水や温度に反応し、路面状態に合わせてゴム自身の性質が変化する「アクティブトレッド」と呼ばれる新技術により、従来のオールシーズンタイヤではカバーできていなかった氷上を含む、あらゆる路面での走行を可能にしたそうです。

そして滑りやすい雪道をイメージさせるゾーンでは、SUV用スタッドレスタイヤの「GRANDTREK XS1」を装備したトヨタ・ライズが、首都高やレインボーブリッジをイメージしたゾーンでは、ハイパフォーマンスタイヤの「SPORT MAXX RS」を装着したBMW・M2がそれぞれ展示されています。

また静粛性の高さをイメージさせる星空のゾーンでは、タイヤノイズの低減が特徴の「SPORT MAXX LUX」を装着したテスラ・モデル3が展示されました。このSPORT MAXX LUXは「マックス・ドライバビリティ・テクノロジー」と呼ばれる専用特殊プロファイルにより、広い接地面で路面を捉えることで操縦安定性能の向上に寄与。電気自動車に求められる、優れた転がり抵抗性能/耐荷重性能/静粛性能/耐摩耗性能/ウェットグリップ性能を高いレベルで満たしたとして、DUNLOPの独自基準である「EV適応マーク」が初めて刻印されています。

そして会場内では、来場者が参加できるフォトイベント「推しタイヤを見つけよう!! キャンペーン」を開催しています。展示中のダンロップタイヤの中からお気に入りの一本を見つけ、「#DUNLOP推しタイヤ」のハッシュタグを付けてX(旧Twitter)に投稿してみましょう。その投稿画面をブース受付で提示すると、全員に「大谷翔平選手オリジナルクリアファイル」がプレゼントされます! ファイルの数には限りがあるということなので、ぜひお早めに投稿してみてくださいね!

オーナー注目のカスタムが目白押し! オートバックスのパーツで個性的でクールなストリートチューンを目指そう!

日本一のアフターパーツ販売店チェーン「オートバックス」のブースでは、全国のショップで仕上げたカスタムカーや競技車両が数多く並んでいます。

フラッグシップ店舗のA PITからは、東雲店で仕上げられた「ヒョンデ アイオニック5 N』が出展されていました。こちらは、“ドリフトキング”土屋圭市さんのプロデュースによる、ヒョンデ×オートバックスのコラボレーションモデルでもあり、その名も「DKエディション」。サーキットでも公道でもひと段階上の上質な走りを目指して開発されました。

サスペンション、ブレーキキャリパー、ホイール、そしてエアロパーツを変更・追加し、随所に土屋さんのイメージカラーであるグリーンが配された、オリジナリティの高いパーツを装着。これらは、国内のみではなく海外にも展開が予定されているようです。

有名な選手のプロデュース作品はこれだけにとどまりません。アイオニック5の隣には、国内レースで大活躍している大湯都史樹選手がプロデュースした、「トヨタ GR86」も展示されていました。こちらもA PITが手掛け、実際の販売を前提にし製作されたカスタムカー。ストリートを大事にする大湯選手の意向が、存分に反映されているモデルです。

カスタムポイントは、吸排気系やECU、クラッチ、サスペンション、エアロキットなどストリートでの使用を前提にした内容。当然車検対応の範囲に留まっています。特にエアロパーツは大湯選手のこだわりが反映されていて、下部までしっかりとカバーリングされたフロントバンパーなど、エアロダイナミクス性能にもこだわって製作されています。

そして、スーパーオートバックス浜松店からは、上質な大人のクーペに仕上がった「日産 フェアレディZ」がエントリー。バーガンディのボディに決して派手ではないカーボンパーツが装着されています。一番人気のパーツは、ドライカーボン製のドアノブガードセットだそうです。

室内に目を移すと、レザーとウルトラスエードにほぼすべての部分が張り替えられた、高級感のある仕上がりで、ノーマルの面影は一切残っていません。こちらも、すべてのパーツが販売されていますので、オーナーが実際に購入することができます。

オートバックスのブースには、このほかにもユーザーサイドに寄り添ったカスタムカーが目白押し。実際のオーナーも、これから購入を考えているユーザーも、大注目のブースとなっていました。

競技用もストリート用も、充実のタイヤラインナップを展開するシバタイヤ

D1グランプリでの活躍はもちろん、公道用の市販品や速さを追求したサーキット用、そしてオフロード用と、多彩な商品ラインナップで勢いにのるシバタイヤは、北ホール9にブースを構えています。

ブースには、D1グランプリで蕎麦切広大選手が駆った「MOTUL GR86 SHIBATIRE 31」と、タイムアタック競技Attackでアタック青木選手が筑波最速を記録した「FD3S」の2台がステージ中央に並んでいます。ドリフトでは2024年にD1グランプリにおいて7戦連続優勝。グリップでは筑波サーキットで、ラジアルタイヤ最速となる54秒443を記録。ドリフトでは最強、グリップでは最速を達成した、シバタイヤを代表する2台のマシンの共演を、ブースにてお楽しみください!

今年の最新作は、Sタイヤでの最速を目指した「R50」です。この2025年はプロトモデルとして開発を進めるそうで、これから1年、ユーザーに実際に使用してもらい、その情報を2026年版にフィードバックされる模様。タイムアタック競技で本気の速さを目指す。長く競技を楽しみたい。そんな情熱を持つユーザーのために、この最新作がブースに展示されています。

もうひとつの新製品が、シバタイヤとベルテックスのコラボレーションによる蕎麦切広大選手のハンドルです。サイド部分にはシバタイヤを象徴するテキスタイルデザインをフィーチャー。ディープタイプは31本、フラットタイプは20本という限定商品のため、12日(日)には在庫切れの可能性も?! 気になる方は大至急ブースまでお越しください!

シバタイヤ契約ドライバーの日比野哲也選手(左)と蕎麦切広大選手(右)。今シーズンもD1グランプリを盛り上げてくれること間違いなし! お二人は東京オートサロン2025の屋外イベント会場で実施されるD1グランプリキックオフにも登場。シーズン前に来場者全員が興奮するドリフトを披露してくれるでしょう! なおブースでは、選手応援グッズも販売中。ステッカーやトートバッグ、Tシャツ、パーカーなど、シバタイヤファン必見のグッズも満載です!

スポーツブランド「ADVAN」はあらゆるジャンルのクルマにジャストフィット!

「東京オートサロン2025」には、様々な自動車メーカーやパーツメーカー、アフターパーツメーカーが出展しています。チューニングカーだけでなく最新の市販モデル、時代を問わずのレーシングカーなど。そして昨今の自動車社会を象徴するように、ガソリンエンジン車だけでなく、ハイブリッドや電気自動車の姿が年々増えていることも特徴といえます。

そんな自動車は非常に多くのパーツで構成されていますが、ジャンルにかかわらず絶対に必要なパーツが「タイヤ」です。東京オートサロン2025には、国内の大手タイヤメーカーがそろってブースを出展していますが、そのうちのひとつであるヨコハマタイヤは、「スポーツ」に焦点をあてた展示内容としています。

ヨコハマタイヤのブースに掲げられているのは、同社のスポーツイメージを象徴する言葉であり、フラッグシップブランドである「ADVAN(アドバン)」。日本のチューニングカー文化はもちろん、モータースポーツの歴史を語るうえで欠かせないブランドですが、ヨコハマタイヤブースではADVANに焦点をあてた展示内容となっています。

展示ブースに並べられた5台の車両は、いずれも「ADVAN Sport V107」を装着。まずはレーシングドライバー・織戸 学選手を父に持ち、自身もレーシングドライバーとして活躍している織戸茉彩選手の愛車、トヨタGR86「MAAYA GR86」です。このMAAYA GR86は、ホイールもADVANのフラッグシップモデルである、ADVAN GTが組み合わされています。

その横には都市型SUVのトヨタ・ハリアー、世界限定1948台のポルシェ911スピードスター、超プレミアムSUVのメルセデスAMG、G63AMGが並び、迫力満点のボディサイズにも負けない存在感を漂わせています。

そして唯一の電気自動車(EV)が、テスラ・モデル3です。こちらにはリバティウォーク製ワイドボディキットが装着され、スマートな印象が強いEVにおいて抜群の存在感を実現しています。

さらにヨコハマタイヤブースでは、これらADVANタイヤやカスタム車両の展示以外にも、公式LINEとポッドキャスト(AmazonミュージックやSpotifyなど)のフォローキャンペーンを展開中。フォロー画面を見せることで、ヨコハマタイヤのトレッドパターンが印刷されたマスキングテープがプレゼントされる。ぜひ西ホール1&2のヨコハマタイヤブースを訪れてみてください!

モータースポーツを支えるPOTENZAブランド。その歴史と未来を紹介する

自動車用をはじめ、さまざまなジャンルでタイヤを製造し販売しているブリヂストン。今年の東京オートサロンでは「Passion to Turn the World(世界を変えていく情熱)」をコンセプトとし、スポーツブランドであるPOTENZAシリーズのタイヤを装着した車両を展示してその世界観を伝えています。

ブースの正面には、2024年に発表されたばかりのハイブリッド・スーパースポーツ、ランボルギーニ・テメラリオが展示。4リッターV8ツインターボに前後3つのモーターを組み合わせ、システム最高出力920PSを発生するモンスターです。この車両には、ブリヂストンのPOTENZA SPORTが純正装着されています。

そして向かい合うように展示されたのが、2019年のSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦した日産カルソニック IMPUL GT-Rです。こちらはPOTENZAの名を冠したレース用スリックタイヤを装着しています。レース車両としてはもう1台、2024年のスーパー耐久シリーズ ST-2クラスに参戦した「SPOON リジカラ CIVICタイプR」も展示されています。

ブースの中央エリアには、モータースポーツや一般公道向けのスポーツタイヤを展示。様々なカテゴリーのレースやタイムアタックイベントで多くの支持を集める製品であり、トレッド面がずらっと並んだ状態で見られる機会はそう多くないだけに、ぜひ実際にブースを訪れて見てみることをオススメします。

さらに横に目をむけると、なかなか独創的なトレッドパターンを持つタイヤが並んでいます。こちらは今回の東京オートサロンやモーターショーなどで自動車メーカーが発表するコンセプトモデルに装着されていたタイヤたち。実際に展示されているコンセプトモデルで、トレッド面をじっくり眺める機会は多くないけれど、よく見るとしっかりと作り込まれているのがわかります。展示されているのはレクサス、スバル、マツダ、スズキのコンセプトモデルに合わせて開発されたタイヤですが、いずれも車両の世界観に合わせたトレッドパターンとなっています。

モータースポーツ向けでは、2024年のSUPER GT GT500クラスで優勝した「au TOM'S GR Supra」が装着していたスリックタイヤのほか、2017年に佐藤琢磨選手がインディ500で初優勝した際に装着していたタイヤなども展示されており、モータースポーツファンにはたまらない内容となっています。

ブリヂストンにとって、モータースポーツはタイヤメーカーとしての「原点」であり、「極限への挑戦」とのこと。レースにかける想いや勝利への情熱を絶やすことなく、安全性の確保や、技術開発・生産供給といったモノづくり力、グローバルブランド力の向上をもたらしてくれたそう。

今後もモータースポーツに限りなき情熱を注ぎ、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツを推進していくというブリヂストン。これまでのPOTENZAの歴史と今後の方向性や可能性を示すブース展示は必見です。