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1/10 会場レポート Part2
今年も各カテゴリーで活躍するトップドライバーが大集結!

2025年で創業80周年を迎えたTOYO TIRES。東ホール7に構えたブースには、各カテゴリーで活躍する世界的に有名な車両が勢揃いしています。

今年も、同社代表取締役清水隆史氏の挨拶から始まったプレスカンファレンス。同社ブースは、訪れたお客様がより楽しんでもらえる雰囲気作り目指しているとのこと。2025年も一般製品へのフィードバックを目的に、様々なレース活動を予定。今後も魅力的な商品開発を続けると、力強く宣言してくれました。

TOYO TIRESが誇る各カテゴリーのサポートドライバーも登壇。右から、川畑真人選手、リンカーン・ウィデット選手、マッド・マイク選手、ブライス・メンジス選手、能戸知徳選手、木下隆之選手、そしてRing Racingのウベ・クリーン監督。各カテゴリーで活躍する選手やチーム関係者が一堂に会する機会は東京オートサロンならではの光景です。

プレスカンファレンスに登場したRed Bullサポートドライバー、ブライス・メンジス選手が世界屈指の過酷なオフロードレースSCORE World Desert Championshipで駆った競技用車両。2024年のBAJA400で優勝、4連覇を達成しました。

マッド・マイク選手が手がけた自身のパフォーマンス用に手掛けたハイパーカー、「McLaren P1GTR MadMac」。タイヤは「PROXES R888R Drift」を装着。

マッド・マイク選手の息子、リンカーン・ウィデット選手のドリフトパフォーマンス用に作られたマツダ・ロードスターベースの6ローター仕様、「TCP-Magic 6ROTOR ND MAZDA ROADSTER」も展示中。

こちらのOPEN COUNTRY RT TRAILは、サステナブル素材を使用し、オフロード性能とアグレッシブなデザインを両立させた新ラギッドテレーンタイヤです。他にも、91%サスティナプル素材で作られた環境に優しい「OPEN COUNTRY Sustainable Concept」など、3種類のコンセプトタイヤもはじめ、各種人気タイヤが展示されています。11日(土)は、屋外ドリフトデモラン、俳優の勝地涼さんのゲストトークショー。サポートドライバーのトークセッションやサイン会を実施。12日(日)もデモランやトークショーなど、盛りだくさんの内容が予定されています。
STIの最高峰コンプリートカーが久々に登場! 500台限定で発売予定
スバル/STIブースでは、STIの最新フラッグシップモデル「Sシリーズ」の最新型がワールドプレミアされました。

現行WRX S4 STIスポーツR EXをベースにした「S210 プロトタイプ」は、8年ぶりにSTIの最高峰コンプリートカーとして登場。エンジン、トランスミッション、サスペンション、車体をトータルでチューニングし、ハイパフォーマンス性能を意のままに操れる操縦性を実現しました。Sシリーズで初搭載となる「スバルパフォーマンストランスミッション」も相まって、究極の走りの楽しさを追求できるモデルに仕上がっているようです。

会場では、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場するWRXのレースカーと並んで置いてあり、最新STIコンプリートカーと見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
この最新コンプリートカー「S210」は500台限定で販売予定。販売方法や価格などの詳細は、今春に改めて発表されるようです。

ブースには前日の1月9日に発表されたばかりの、BRZの特別仕様車「STIスポーツ パープルエディション」もお披露目されています。深い紫の特別塗装色「ギャラクシーパープル パール」をまとったボディに、シルバーのハイラスター塗装を施した18インチアルミホイールを組み合わせ、上質に仕上げられたBRZは、今までの印象と少々違うように見える人もいるのではないでしょうか。
こちらも限定モデルとなり、その台数はたったの200台。2025年1月10~26日の間でエントリー受付をしたのちの抽選販売となります。その台数からもレアな存在になること間違いなし。会場ではその貴重な姿が見られます。

そしてBRZには、E-TUNEと呼ばれるECUソフトチューンのメニューが新たに登場することも発表されました。こちらはD型以降に備わったスポーツモードを、以前登場したA~C型のBRZにも備えることができるチューニングメニュー。まるで別物になってしまうと評判のスポーツモードが、最新型でなくとも味わえます。既存のBRZオーナーには嬉しいニュースではないでしょうか。こちらも今春、詳細が発表されるようです。
BRIDE(ブリッド)、一気に10機種を発表!
スポーツシートメーカーのBRIDE(西ホール)のプレスカンファレンスでは冒頭、高瀬嶺生社長から今回の概要の説明があり、その後は工場長、そしてコラボ先の担当者とともに各種シートの説明が行われました。

まず最初に紹介されアンヴェールされたのは3脚の「ZETA IV」です。それぞれ新世紀エヴァンゲリオンに登場しているEVA初号機、弐号機、零号機のカラーリングを施したシートで、背面にはNERVのロゴマークとEVANGELION RACINGのロゴが入っています。この色の再現については苦労をしたようですが、納得の出来ということです。

続いて紹介されたのが「ZETA IVレーシングミク2024Ver.」。こちらはグッドスマイルレーシングとのコラボモデルの第3弾、ということで、SUPER GT GT300クラスに「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」から参戦している谷口信輝選手と片岡龍也選手が駆け付け、この発表会に参加。この2024Verのシートはイラストレーター「モグモ」の「初音ミク レーシングVer.(レーシングミク)」が描かれているモデルで、3月末日まで販売受付中です。

さらにOEM供給しているモデルですが、レーシングドライバー佐々木雅弘がスポーツドライビングとストリートでの快適性にこだわり開発した「GR TOYOTA Gazoo Racing × GROW Design AERO STABILIZING SPORT SEAT」も紹介されました。こちらはシート座面に、スポーツシート初となる「導電性表皮材」を用い、ドライバーとその周辺に溜まっている静電気をボディ全体に分散させて帯電量を軽減させるというシートとなります。具体的には安定した車両挙動に貢献することで、疲れにくく、気持ちのいいドライビングができるということです。こちらはGR86、GRヤリス、GRカローラ専用モデルです。


ほかにもプロトタイプやコンセプトモデルのシートやチャイルドシートなども発表されました。ブースでは実際に座ってそのシートのすべてを確認することができます。新製品はもちろん、既存商品も含め、ぜひ体験してみてください。

ホンダのルーツは「SPORTS」にあり! Honda SPORTSの旗印とともにシビック タイプRと新型プレリュードを発表
東京オートサロン2025のホンダブースは、「Honda SPORTS」をテーマに掲げました。ホンダが創業から培ってきた、「走りへの情熱」や「夢への挑戦」を継承し、そのフィロソフィが市販製品に受け継がれていることを示す展示内容となっています。

メインステージ前に展示されたのは、現行シビック タイプRの新グレードである「RACING BLACK Package(レーシングブラックパッケージ)」です。現行シビック タイプRは、人気の高さゆえ受注台数が生産能力を大きく越えており、新車販売は受注停止が続いていたが、ようやく見通しが立ったということで2025年1月23日(木)から販売を開始するそうです。
もう1台、ステージ上に展示されたのが新型プレリュード プロトタイプです。昨年の東京オートサロンで披露されたプロトタイプに、今回はエアロパーツを装備したカスタマイズモデルが出展されました。


まずはシビック タイプRから見てみましょう。標準モデルの499万7300円に対し、約100万円高となるレーシングブラックパッケージはの車両価格は、599万8300円とアナウンスされました。
主にインテリアの装備充実が図られており、ダッシュボード/フロントドアライニングにウルトラスウェードを採用、シート形状は変わりませんが表皮素材がブラックのラックススウェードへと変更されています。
またエアコンアウトレットやフロントパワーウインドウスイッチパネルがピンストライプ加飾となるほか、スマートフォンのワイヤレス充電器や自動防眩ルームミラーが標準装備となっています。


そして「プレリュード・プロトタイプ」は、コンセプトモデルをベースに、エアロパーツでモディファイがなされた車両。ボディカラーがブラックであるため少々わかりづらいですが、カーボン素材を連想させる外観のリアスポイラー、フロント&リアのアンダースポイラーなどが装着されています。
この新型プレリュードは、ホンダの誇る次世代ハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したスポーツモデル。今後、自動車社会はカーボンニュートラルや自動運転へと邁進していくなかでもホンダは「操る喜び」を追求し続け、継承していくことがあらためて発表され、その象徴といえるモデルが新型プレリュードとのこと。
今回の展示車両もウィンドーはブラックアウトされ車内に様子を窺うことはできず、グレード展開や車両価格についても、まだ具体的な発表はなし。それでも、プレスカンファレンスに登壇した本田技研工業 統合地域本部日本統括部 高倉記行部長は2025年秋の販売を予定していると明らかにしました。


特別な1台をさらにレベルアップさせるコンプリートモデル! M5の純正パーツ装着モデル「Mパフォーマンス パーツ」コンプリートが初登場
BMWブースでは、昨年2024年に登場したばかりの最新ハイパフォーマンスPHEV「M5」の、コンプリートモデルが早くも登場しました。

プラグインハイブリッドを搭載し、過去最高とも呼べる性能を手にしたM5。その持てる性能をさらに引き出す純正オプション、「Mパフォーマンス パーツ」がリリースされました。今回のBMWブースで初披露されたのは、このすべてが装着されたコンプリートカー。M5のモダンな外観に、精悍さをプラスした仕上がりとなっています。

車両本体が1998万円のM5ですが、このMパフォーマンス パーツのフルコンプリート総額は約253万円。ひと味違うM5を求める人には、悩ましい選択肢となるでしょう。いくらメーカー純正エアロのコンプリートカーといえど、実際に見る機会はなかなかないもの。その精悍さは、ノーマルの比ではありません。気になる人は、ぜひ会場で、その目で確かめてみてください。

そして、2輪ファンにも嬉しい展示がBMWブースには飾ってあります。同じMモデルでも、こちらはモトラッドのMモデル。初のモタードモデル「M 1000 XR」が展示されていました。こちらも24年の5月に登場したばかりのニューモデル。一度見てみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
ブース内では実際に触れることもできますので、気になる人は必見のMモデルです。
今年もモデリスタブースには、篠原ともえさんが登場しました!

株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが展開するMODELLISTA。今年のブースはブランドの“新化”を表現する2種類のイメージコンセプトが展示されました。しかも、去年に続いてスペシャルゲストとして、篠原ともえさんが登場! タレントとして芸能界にデビューした篠原さんですが、現在は衣装デザイナーとして活躍中。今回もご自身の五感を駆使して制作した、2025年度のMODELLISTAブースにリンクしたオリジナルデザインの衣装が印象的でした。


“新化”というテーマを基軸に、それを商品に落とし込むための核となる展示。それがこの「MODELLISTA EMBRYO(モデリスタエンブリオ)」です。目指すべき未来のデザインの象徴を目の当たりにした篠原さん。「どの角度から見てもフォルムが違いますね。曲線的だけど、インパクトがあって見惚れてしまうでデザインです!」と、大絶賛していました。

もうひとつの展示が、トヨタ・bZ4Xをベースとしたコンセプトモデル、「MODELLISTA CONCEPT ZERO(モデリスタコンセプトゼロ)」です。「美しいものには意味がある。その裏側に機能がある」と語った同社代表取締役の西脇憲三氏。空力をイメージしたデザインが実装された“新化”のスタディモデルとなります。


ブース内では、MODELLISTAの公式グッズ販売や、五感で体感するコンテンツとして、オリジナルフレグランスの体験コーナーも用意。触覚、嗅覚など、来場者の五感を刺激する展示が盛りだくさんとなっています!

ブース内キャンペーンとして、篠原ともえさんがデザインしたイベント限定バンダナをプレゼント中。MODELLISTAの公式インスタグラムをフォローするだけでOKなので、欲しい方は大至急MODELLISTAブースヘ!
マイナーチェンジしたゴルフの最高峰グレード「ゴルフR」が登場! 伝統のGTIとも見比べられる、スポーティ感満載のVWブース
フォルクスワーゲンのブースでは、セグメントのベンチマークモデルとして世界中で支持されている主幹モデル「ゴルフ」のマイナーチェンジモデルを展示。最高峰のハイパフォーマンスグレード「ゴルフR」も初披露されました。

新デザインのフロントバンパーや、最新のインフォテインメントシステムを搭載しますます魅力を増したゴルフ8のマイナーチェンジモデルが、1月10日よりいよいよ販売が開始されました。それに伴い、ブースでは伝統のスポーティグレード「GTI」を展示。真紅のボディに、伝統のチェック柄シートを備えた最新のGTIが、実際に触れることができるようになっています。

そして、最高峰のRも1月10日付けで発表されました。ご存知、4WDのフラッグシップモデルは、前期型と同様にハッチバックとヴァリアントの2種のボディタイプが選べます。333ps/420Nmの超ハイスペックエンジンを搭載。0→100km/h加速4.6秒の強烈な加速力を披露します。

通常のグレードと違い、特にゴルフRは普段なかなか見られないハイスペックグレード。専用のパーツも随所におごられる、ひと際贅沢なゴルフです。間近で見られる機会に、ぜひ触れておきたいものです。なお、ゴルフRの価格は704.9~749.9万円、ゴルフヴァリアントRは712.9~757.9万円で、1月下旬に発売を予定しています。
